一級建築士事務所 【 街の設計家 】
街の設計家は、奈良県橿原市の【住宅専門】の設計事務所です。
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平成17年6月30日


頑張って稼動していたデジタルカメラがとうとう
おかしくなってしまった。

というのは、写真を撮って画像を確認すると、
ピントのあっている部分が【まだら】状態に
なって映っているのだ。

大半の部分がピンボケであちらこちらでピントの
合っている場所がある。

これはもうだめだ・・・

気を取り直して大型電気店で修理を頼むと、修理
発注依頼するしないに係わらず、2100円がいる
とのこと。

大体どのくらいの費用が多いかと聞けば、1.5万
〜2万程度が多いらしい。

2万円あれば300万画素のデジカメが買える・・・
暫し検討の後、修理見積をやめた。

長い間ご苦労さん。

とうとう新しいカメラを購入することになった。
今度のカメラはCanon EOS KISS DN

今までの200万画素に対して、今度は最大
800万画素を搭載している。

一眼レフカメラは昔から大好きで、現在も一台
所有している。 (型番は同じCanon のEOS-1)

こいつは現役ではあるが使用する機会がどうしても
少なくて、最近はバッグに入ったままなのだ。

今度のデジタルは、軽さと機能性において
EOS-1を越えている・・・
画像を確認するのが怖いほど。

それは別にして
今後ホームページに掲載される完成写真や、
お見せできる画像が以前より美しくなるはず。

それもまた、楽しみ(^o^)丿。

平成17年6月28日


今日は一日中、現場を3件見て廻りました。

まず、リフォーム進行中の現場監理に始まりました。

伺うと工務店の棟梁が私を待っていてくれました。
現場は一階の床下地が出来上がっており、その
仕事内容は安心できるものでした。

大体、現場での品質を決めるポイントは、現場を取り仕切る
大工の器量である程度決まってしまいます。
たとえ、今まで図面を見て家を建てたことが無い大工で
あったとしても経験上言えるようです。

この現場の大工さんは図面を読み、手で刻み、自身で
建てる職人さんだから私は安心して見ることが出来ます。

図面内容と施工で確認すべき点を済ませれば、後は
雑談だけ?ではなく、私自身で見て廻る事。

一通り見て周り、聞くべき事を確認すればやはり雑談。
(・・・やっぱり・・・)

棟梁とは久しぶりに会ったことと、現場での打合せを終え、
話は棟梁の若き頃の思い出話に話が弾む・・・

ここで屋根に載る瓦の話を聞かせていただきました。
当時、親方は自分達で屋根瓦も焼いていたそうで
良い瓦とそうでない瓦の見分け方を教えていただきました。

その話は次回に取っておいて・・・
(そっちの方が面白そう?)

午前中の現場を終え、午後からは別の現場へ。
ここは、基礎の配筋検査の確認に伺った。

現場で専門業者の認識の低さを痛感したものの
是正すべき事はしっかりと言わせて頂きました。

気を取り直し、3件目の現場へ。

棟上を終え、屋根の仕舞を済ませているところ。
今日は軒先の仕舞と化粧野地を見せていただきました。

杉の化粧板(6ミリから9ミリ程度のムク板を軒裏へと
張り上げてゆくものです。(下はその写真)

昨今ではこのようなムク板の野地を張る現場は、殆ど無くなってしまったのではないでしょうか。



野地板を確認すると、仕口の確認と金物の確認をするために私は屋根へ上がりました。

心地よい風に吹かれながらしばし景色を堪能。
監督さんと一緒に打ち合わせ。

アー、気持ち良いねぇ。

縁台でも作ってビールでも一杯やりますか!?

平成17年6月27日


今日は市街化調整地域の土地を購入しようとしたり、
その場所を利用する際に注意するべきポイントを
書いてみたいと思います。

長くなったら飛ばして一番最後を読んでね。

都市計画区域(いわゆる線引き区域)には、
市街化を促進する目的の市街化区域と、
市街化を抑制する目的の市街化調整区域があります。

市街化区域は、既に市街地が出来上がっている区域で
あったり、10年以内に市街化をはかる区域です。

ここからね、私の言いたい事は。

もう一方の市街化調整区域とは、
市街化を押さえる区域、要するに原則的には建物が
建てられない区域である。 と、理解してください。

もちろん絶対に建てられないと言う訳ではありません。

しかし、その為の条件は大変厳しいものなのです。
厳しい条件があり、その条件に本当に当てはまり、
違法性がないと判断したものだけに建築が認められる
のです。

私の事務所にも市街化調整区域内に建物(住いを含む)
を建てられるから・・・と、御相談に来られます。

「うちは農家だから」 とか、
「全面道路は沿道サービスが使えるから大丈夫」
「ご近所のあの家は資材置き場で建てたんだ」

なんて話を聞きます。
でも、実際の許可はそんな簡単なものではありません。

いざやってみると、たとえ農家でも条件次第では農家
証明も出ないこともあるし、沿道サービスにあたらない
場合もあります。

自信を持って建てることが出来ると仰いますが、私は
いつも最初から可能だとは思っていません。

これらの許可申請は無料ではありませんし、許可が
取れる事の約束もしていません。 
それでも費用が発生することを御説明しています。

そのくらい大変なんですよ。

もし、そのような土地を買おうとする機会があったとき、
建物を建てる事は簡単じゃないんだ、失敗しない為には
しっかり調査しないといけないぞ!

そこに土地を持ってる人は、許可が下りるためには沢山
の条件があって、全てクリアーしないと建てられないと
思って考えといてくださいね。

追伸
それと無許可や建築違反を前提とする御相談は、
ごめんなさい。  お受けしていません。

平成17年6月25日


私は今日の一日で幸せの笑顔を二つ頂きました。

朝から住まい手さんと打ち合わせ。

今日はクラフト模型の提案日です。
この一週間、スタッフが心を込めて作成した模型を
披露する瞬間は、彼の目も心落ちつかない様子。

挨拶を済ませ、早速始めることに。
いつものことではあるけれど

『おーっ!!、よく分かる! 』

と言うお決まりのセリフが。


この感動の笑顔が一番嬉しい。
やってて良かった。スタッフの顔もにっこり。

住まい手さんの【幸せの笑顔、一ついただき! 】

夕刻から棟上げ現場へ。

ヒノキの香る現場では、
現場はあらかたの仕事が終わり、片づけの準備に
掛かり始めています。

少しお休みしていた大工さんにも会いました。
体の具合は良くなっただろうかと心配していたので
会えたことは良くなってきた証拠だろう。
早く元気になって第一線でがんばれ!!

住まい手は御家族全員でこのお祝いを楽しんでいる。
その姿をカメラで《ポーズ》

【ここで幸せの笑顔、二つ目いただき! 】

幸せそうな笑顔が嬉しかったね。
そう、良いこと内緒で教えてあげるね。

工務店の社長も(私も)住まい手が喜んでくれる顔を
見るとホントに嬉しい。信頼されてるって感じるね。
これをされると必要以上に仕事や気持ちで返してしまう。
これ、絶対得ね。

流暢な工務店社長の司会で住まい手の挨拶に始まり、
私の乾杯の音頭(こりゃ、もう一つか・・・)、職人さん
は出された食事に目がいっちゃって話を聞いてない・・・
(おい、聞けよ!)

楽しくて早い一日は更けてゆきました。

一緒に行った企画の西窪さんも、カメラを持って現場を
廻り、感動している様子。

これで幸せの笑顔、三つ目だ! 

平成17年6月24日


良いものを高品質で提供する。

何の話か。
私の話だからやっぱり"家"のことですね。

住まいは、
設計作図すること。そして、それを高品質でつくること。
に尽きます。

いくら設計図に想いを詰め込んで書き込んだとしても、
その図面を忠実につくり上げる事は、施工する側の
技術が必要になります。

この技術とは、大工さんやペンキやさんなどの職人と
しての技術と、施工する工務店側のトータル的な
技術レベルの二つがあります。

設計が無く適当につくってしまうと、出来上がる建物
には住まい手にとって使いづらく住みにくい"家"と
なりますよね。

では、時間をかけ想いをたくさん詰め込んだ設計図
があれば全て完成するのか・・・

残念ですがそうとも言えないのです。

私のスタンスとして、どの施工業者であっても建築
が可能であるとお話しています。
確かにその通りです。

しかし、施工者としてのレベルが見合っていれば、
という条件がつきます。

大手ならば大丈夫、だとか、たくさんの建物実績が
ある、ということとは関係ないのですよ。

如何に住まい手の事を思って家を建ててきた経験が
あるかどうかなのです。

その想いは自身が考える一方的な思い込みでは
ダメです。 住まい手の立場にたってどうなのか、
なのです。

では、トータル的にも、個人的でも技術不足な施工
会社が施工している現場は、どうすれば品質の
良い建物が出来るのか。

正直なことを申しあげると、大変難しい。

今後の私の課題だと思っていますが、正直な所
施工会社を変えていただくか、設計自身をお受け
しない方が、住まい手にとって一番良い方法では
ないかと今は思っています。

その理由は、その業者の意識が住まい手の想いと
違う方向を向いているから。

住まい手と設計者、施工者の想いが一致すると、
素晴らしい家になることと(良いものと高品質なもの)、
楽しい思い出になる事、
間違いありませんよ。


平成17年6月23日


今日は週二回の現場監理の日。
気持ちに気合いを入れるために"喝"をいれ、
いざ!、現場へ。

外壁工事をあらかた終え、大工工事が二階を終えてくる
と、完成に向けてある程度の目安がついてきた。
一階の内装を終える日もそう時間は掛からないだろう。

期日内に終えるため、四人の大工が頑張ったお陰・・・

いや、それだけではない、
隠れた(?)立て役者がいる。

現場監督さんだ。

誠意あるたくさんの監督さんのうち、
私はこの工務店のOさんに全幅の信頼を置いている。
設計者が工務店と繋がっている様に誤解されると困るが
(そんなことはない)、このOさん、
とにかく見た目と正反対(ごめんね)で優しいんだ。

住まい手さんのことを思いやり、自分の立場で出来る
だけの誠意をくれるんだね。
関わった住まい手さんは、皆、安心して任せられると
信頼も厚い。

私もそうだ。
このOさんと一緒に関わった現場は、今までトラブルが
ない。 だからこの工務店にお願いした現場は、必ず
Oさんの監督指名をする。

何がそんなに良いの?
設計者にとっても、住まい手にとってもいい人って?

それはね、
策をしないこと。
本音ではなせること。
立場を越えた仕事をしないこと。
当然分かっていても確認をとること。

住まい手だけでなく、設計者である私にもこだわりがある。
そのこだわりを理解しようとしてくれる気持ちが
なんと言っても一番うれしい。

私の設計スタイルは100%完全主義なんかじゃないよ、
それぞれの住まいに"私なりの想い"があるんだ。
それを満足させればいい。

当然その中には住まい手さんの想いが詰まっている。
図面だけでは表せない何かがね。

"住まい手の想い"と、"私の想い"を伝えれば
後は任せていても大丈夫。

うるさい設計者を知らないうちに黙らせてしまう、
そんな魅力がこの監督さんにはあるよ。

ちょっと今日は褒めすぎちゃったかな?


平成17年6月22日


家の中にいて一番よく目に入ってくるもの-。
それは壁ではないだろうか。

私もこの仕上げ材料を選ぶのに悩んでしまう。

一番ポピュラーなのはクロスかな・・・。
確かに私もクロスの選択が一番多い。

なにもクロスだけじゃないですよ、他には板張り、
塗り壁(漆喰、聚楽など)や紙なんかもありますよね。
最近ではベニア張りなんて言うのもあります。
(まだ私は使ったことありませんが)

しかし、最近は左官屋さんの仕事が無くなりました。
和室の壁もクロスになりましたからね。
職人の鏝(こて)で仕上げる質感はいいものです。
なんせ、左官屋の息子の私が言うのですから。

少し話がそれてしまいました。
その、クロスについて今日は書いてみようと思います。

私が選ぶクロスの基準は、環境壁紙であること。
"環境"とあるのは燃焼時に有害物質の発生しない素材で
出来ていること。

まずビニールクロスはダメです。

この匂いはどうしても受け付けることが出来ません。
貴方も一度ビニールクロスと紙クロスを比べてください。
すぐに分かります。 こんなものに囲まれて住めません。

健康住宅にこだわるならば、紙または布、珪藻土系が
おすすめ。

私は大抵この素材を使うのですが、いつも現場で起こる
ことを書いておきます。
なぜならきっと貴方にも起こることだから・・・。

紙や自然素材系のクロスを選択すると、決まって内装屋
さんからこんな返事が来る。

「この手のクロスは縮むんですよ。張った後から口が
開くのでビニールクロスに変えてもらえませんか」 
ってね。

継ぎ目が縮んで目立ってしまうと言いたいらしい。
それがクレームになると、また張り直さなきゃいけない
んだと思う。 それにこの手のクロスを張るには経験の
浅い職人では張れないからね。

住まい手さんに直訴してビニールクロスに変えてしまう
業者もいたね。 

その素材を採用した本質を忘れてはいけない。
自分たちの体を想ってその素材を選んだんだよ。
職人の張り易さや継ぎ目の問題じゃないんだ。

継ぎ目の出来にくい張り方を考えるのは、技術者である
職人であったり業者の考えること。
どうすれば出来にくくなるかを改善しなくちゃダメ。

「お客さんの為を思っていってる」なんて言葉は、
本当は「自分たちは改善を行っていない業者です」
って聞こえているよ。

ね、クロスやさん?


平成17年6月20日


先日、来店いただいたご相談者と面談した際、
『プランをお願いしたい』
とお受けした。

まだお話しして数十分だというのにこのような返事が
頂けるのは大変うれしい。(資料はお渡ししています)

建物イメージも私の好きなジャンルだし、場所も
良く知っている私の通勤コース。
気持ちが入ってしまうのは仕方ない。

しかし、しかし・・・いきなりプランニングに
かかるにはあまりにも住まい手の情報が少なすぎる。
幸いお宅が私の自宅のご近所だったので別の日に
直接お伺いすることになった。

お伺いしてお聞きしたことだが、工事業者さんへの
信頼が厚く、私へはプランニングと基本デザインのみ
でお願いできないかとのご希望をお聞きした。

それは無理だ・・・。

基本デザインというのは建物のイメージだけ。
プランとイメージだで施工会社に任せてしまうことは
私の主旨上出来ない。
もちろん実施設計を受けない以上、監理を行わない
ことなのだ。

『残念ですがそのご希望内容ではお断りさせて頂く
しかないでしょう。また、プランニングだけと申され
ますが、当社でのこのプランにかかる人の時間と想い
はプラン料というお金で埋まるものではないのです。
最初からプランだけしかないものにスタッフを巻き
込みたくも無いものですから。』

と、お断りした・・・。

私は住まい手と一緒に楽しみ、家づくりを満足して
頂きたいと思って仕事をしています。

楽しくない家づくりはやりたくないですし、お受け
したくないのです。

仕事だから仕方ない。辛くても最後までやり遂げる事が
仕事だと思ってやっています。

そう仰る方もいました。
でも私はそうではないと思います。

確かに仕事は楽ではありません。
プロとは言いながら、まだ全く何も出来てもいない建物を
頭の中で想像し、すべてにわたってミスも洩れもないよう
に設計図に書き込むのです。
忘れや間違いがあれば設計者の責任です。

だからこそ私は受注する住まい手を選び、喜びを一緒に
感じられる住まい手さんと家づくりがしたい。

設計している内容が見えてくるときや、建ってゆく建物が
形になってくると、住まい手さんの顔が笑顔でいっぱいに
なります。

私はその顔が見たいためにこの仕事をしているんだと
自身で強く思っています。

そのためには仕事をお断りすることもあるでしょう。
後でお受けしたことを後悔しないために。

平成17年6月18日


あなたがいつか♪
はなしてくれた♪
岬を僕はたずねてきた〜♪

ならぬ、今日は午後からショールーム巡り。(岬めぐり)

キッチンにバス、トイレを確認にいざショールームへ!

・・・なんて気楽なことを言ってますが、
ココでは結構住まい手さんの面白い一面を見ることが
出来るんですよ。

それはショールームのアドバイザーが商品の説明を
してくれた際、どう考えても不要だろう、と思われる
機能がついている機器を聞くと心が動いてしまう・・・

冷静になればそんな機能が要るの?
そういったもの、ね。

例えば、今日はトイレを見たんだけど、前に立つと
突然ふたが上がるもの。(これ知ってるよね)
おまけに座っている際、鳥がずーっと鳴いてる機能。
メモリースティックを挿すと好きな音楽が聴ける機能
もあるらしい。

そんなの要ります?

好きな曲を聴きながら用をたす訳で、
これに慣れてしまうと、外でこの曲を聴いた時に
トイレを思い出してしまうアンカーになっちゃう。

こんなの要らないよね。

必要な機能以外はメーカーがつけたコストアップ
させるための付加機能なんだ。
キッチンだってバスだっていっぱいあるんだよね。

限りある予算はそんな所に使っちゃいけないと思う
んだ。 もっと必要なものに掛けなきゃ。

僕は心の中で「要らないよ!」と叫んでる。

商品を選んで決めた住まい手さんの顔は、満足顔
でいっぱいそうに見える。
それはそれで良かったか。

人のこだわりって言うのは本当に面白いなぁ・・・。

平成17年6月17日


設計中の打合せで、
リビングに7人でも入れる掘りごたつが欲しい。

それなら、既製品より特注で造りましょう!
(私はすぐこっちへ行ってしまうのが問題か?)

てな訳で、その住まい手と御一緒に
コタツの天板を探しにいつもの銘木店を訪れた。

掘り出し物があると事前に連絡を頂いてたので
それを見せていただいた。

厚みが少ないのが難点ではあるが、物の良さと
材質が気に入った。 あ、ものは欅(けやき)です。

多少薄いというのも布団をはさんでコタツとして
も使うことも出来るということなら、これもOKと。

サイズは
1000×1950。
テーブルにはもってこい!

これがその写真





ついでに玄関のフローリングと階段の段板、
玄関廻りも大方見てきました。
欅の玄関カマチ周りもだいたいOK。

フローリングは無垢のカリンを採用予定。
リビング廻りは家具を含めて欅をメインに組み込む

最終的に床はカリン、家具は欅で統一されそうです。

出来上がりが楽しみ。


平成17年6月16日


現場帰りに住宅メーカーの看板を見つけた。

看板の内容は
”桧1000年工法”と掛かっている。

なるほど桧の家は1000年持つのか・・・
(もしかしたら1000年の歴史があるよ、という意味?)

そう思った貴方、
いやいや1000年ももちません。
誤解の無いように。

でも、日本最古の木造建築物である法隆寺は
1300年以上もっているのでは?

そうですよね、その通りですね。
この説明は法隆寺や薬師寺東塔で有名な西岡棟梁の
言葉をお借りしますと、

法隆寺に使われている檜の柱は樹齢2000年の木を
使っているんです。
木は、木の樹齢分もつ。200年の木なら更に200年、
1000年の木なら築後1000年と。

そのように手記で読ませていただきました。

じゃあ、
一般住宅に使われている木の樹齢をご存じですか?

柱などの木の木口(丸い円が渦巻きになっているところ)
を見ていただいたとき、この丸い輪の一本が一年を
表しています。これを年輪と言います。

輪と輪の間の白い部分が夏目と言い、夏の間に成長
した部分で、輪の部分が冬目と言って冬の間に成長
したことを表しています。

木はこの輪の間隔が小さいほど締まっている良い木
だと言えます。(強く安定していると言う意味で)

一般で使われる檜材の柱は105角で50〜60年程度
が使われています。
四国や九州産の材料はこの目(年輪)の幅が広く、
寒い地方や土地の痩せた場所だと年輪が狭くなります。

と、
言うことはこの材料で建てた家は、50〜60年程度が
耐久年数だと言えるのですね。

100年住みたければ樹齢100年以上の木を、30年で
良ければ30年の木を使って建てればいいんです。
(こんな若木を使って建てた経験は私自身ありませんが)

あなたが家を建てる際、一度材木の年輪を数えてみる
と以外と若い木を使っていることに気づくでしょう。

法隆寺が世界最古で建っている木造建築であるには、
それなりの理由があるんですね。

樹齢2000年の檜・・・夢ですねぇ。
日本にはもう無いんですよ。

追記
私はほとんどヒノキの柱しか使いませんが、栂や杉、
スブルース材にホワイトウッドと言った柱材もあり
ます。材種によって耐久性の高いもの低いものが
ありますし、外材は反りやすいものが多くあります。
また、それらを改善するために薄いものを張り合わせ
た集成材も使用されています。


平成17年6月15日


今日は朝から現場を巡る日。

 

火曜日の現場は午前中と、午後からの2物件になっている。
どちらもリフォームなんですね。

そのどちらもご都合のつく限り住まい手さん自身に
現場へ立ち会っていただくようにお願いしています。

日々進行しながら変わってゆく現場を、
自身の目で確認していただくためにお願いしたのだが、
今は、住まい手さんはその合間の日にも
ご家族などで見に来られているようす。

大変うれしい。

一生のうち家を建てたり大規模のリフォームをする事など
そうなん度もあるものではないですよね。

今、建っている建物だって、30年以上前に建てられたもの
だし、そのときは住まい手さん自身も子供だったわけです。

その時、住まい手さんは幼いなりにも建物が出来ていく様子を目で見ていたと仰いました。

解体してガラーンとした骨組みの状態を見ると、
当時の面影が見えてきます。

大工さんの名前、墨付けの様子、その仕事ぶり。
おもしろい組み手もありますし素晴らしい仕口もあります。
金物補強だって無いことも普通です。

住まい手さんの記憶だって見つかります。

たとえば、当時お母さんは化粧柱の紙巻きを手伝っていたことも初めて知りました。

住み慣れた住まいを解体する事は、寂しさを伴うものかもしれませんが、当時の思い出を振り返り、
そしてこれから新しい思い出を創る機会だと思います。

家自身は確かに50年、80年と耐久性のあるものだと
考えます。 
しかし、現在そこに住むべき家族の生活するスタイルは、
当時の間取りでは対応できなくなっているのです。

 

現在の建物を壊してしまうのではなく、今の家族にあった間取りや使い勝手、広さや明るさなどを手に入れるために
"リノベーション"を行うのです。

 

出来上がった建物は、すっかり異なったイメージでは
ありますが、やはり今までの匂いと安心感があります。

安心して"リノベーション"いたしましょう。

(思いつきでリフォームしちゃだめですよ)

きっと、毎日の暮らしが楽しくなって、以前にこの住まいを建てられた方に感謝すること、間違いないですよ。


平成17年6月13日


皆さんは、家庭で映画館の映画を見る様なシステム
があるのを御存知ですか?

結構、ブームなので御存知ではないでしょうか。

『ホームシアター』や『シアタールーム』

と呼ばれるものがそうです。

このシステムがオーディオに組み込まれた当時(もう10年
以上も前)から我が家にはありました。
(私は昔からちょっとしたオーディオマニア)

当時は『ドルビーサラウンド』、または
『ドルビープロロジック』と呼ばれていまして、
これはこれで
臨場感があったものでした。
(悲しいですが我が家はその時代から変わっていません)

それから幾年・・・

新しいシステムが開発され、映画館にいるような感覚に
なるほど素晴らしい機械環境と、テレビを離れスクリーンが
家庭に持ち込まれるようになりました。

実際に体験していただくと、これは本当に小さな映画館だ
と言えるほど素晴らしいものです。

家で映画館の大迫力、おまけに貸切。
パジャマで見れるしお菓子だってビールだって飲み放題。

あぁ、なんて幸せな一時・・・
(いっときますが我が家にはスクリーンもありませんよ)

てな訳で、私の住まい手さんの御希望もあって(私が薦め
ていると言われるが)、ホームシアターを組み込む機会が
多くなりました。

調子に乗って、設計をお受けした住まい手以外にも
こんな楽しみをお分けできないか---

そんな要望にもお応え出来るように、
ホームシアターにはまり、
自分の部屋をシアタールームに変えてしまった当社の
新谷が、ホームシアター事業部を立ち上げました。

コンセプトは、
【設計事務所が創り出すホームシアター空間】  

と銘打ってホームページを立ち上げました。
ココ http://www.sekkeika.net

今のリビングだけをリフォームしてホームシアターが見れる
よう、住まいをトータル的に空間提案します。

代表例がこのホームページにある
「広陵町のシアターリビング」

収納やらテレビ、家具などが並ぶ壁面を、
一面リビングラックへ
変更して50インチのプラズマテレビを組み込んだ例。

一度見ればその迫力に圧倒されますよ。
なんせ、真ん中にある小さなテレビが50インチのプラズマです。
テレビのサイズは幅1メートル80センチ。(ジャスト畳一枚)

是非、御覧下さいませ。


平成17年6月12日


下の娘が3連休の最終日だったので
一緒に電車で布施のアニメイトへ出かけた。

「アニメイト」って、知ってます?

子供で大流行のアニメグッズばかりを販売している
ショップで、店舗は全国展開しているんですね。

入ってみると分かります。

自分が変な空間に迷い込んだことを・・・      

右を見ても左を見てもアニメ好きの小・中・高生ばかり。

それも殆どが女の子ばかりに囲まれて、一人おじさん
が立っている姿を想像して頂ければ・・・。

え? 気持ち悪い?
そんなこと言わないで。私も居心地悪いんですよ。

途中で上の娘とココで待ち合わせをし、買い物を済ませ
3人で帰路に着いた。

このアニメイト。
書店の2階にあるのだが、この階段の急なこと、
よくまあ、転落しないものだなと感心させられる。

対象が元気な子供だからよいか知らないが、問題だぞ。
(もちろん法令違反だよ)よそ見していれば大怪我しそう。

店舗内はラックで通路を区切り、上から下まで大変な
数のグッズがひしめき合っている。

バッジから携帯グッズ、ペンやメモ、下敷きは当然。
手袋やぬいぐるみ、フィギュアにアニメを描く画材もある。
おまけに漫画本やDVD・CDだって壁一面に並んでいる。

アニメの種類は知らないが、商品配置のディスプレイを
子供の身長に合わせてグッズの配置を考えているのに
気付いた。

シールや小さなものは低い視線で確認できる場所に。
大きなものになるほど上部へディスプレイされている。

確かに小さなものを子供の視線近くに置くと、商品自体
が確認しづらくなることを知っている。
顧客を知っている配置なんかは憎い。

まぁ、今回はオタクショップ体験ということで
気ままに書かせて頂きました。。


平成17年6月10日


最近、僕と僕の周りにいい事が起こっているんだ。

「何それ?」 って?

それは、
私で言えば仕事のこと、廻りの人、知り合う人、
生活のこと、身体のことなどなど。

例えば、
私自身で言えば、すごいことがあったんです。
長年いつもあった目の下のクマ、最近の食生活で
なくなりました。 それも突然。

夜のいびき(うるさいらしい)、なくなりました。
体重、5キロ減りました。
持病の頭痛、ここ最近ありません。
身体の調子、すこぶる良いです。

会社で言えば、
設計の仕事も順調にはかどるし、
設計の受注も今は少し待っていただかないと。
現場も事情があって止まっていたものまで動き出す。
でも、会社は忙しいけど儲かんない。(これは問題か)

お会いする住まい手さんも良い人ばかり。
設計するのがすごく楽しみ。

設計者と良い信頼関係が出来ると、
絶対良い住まいが出来ます。
信頼は設計者の力の元ですからね。

皆さんにもこの私に起きてる 『いいこと』
たくさんお分けしますからね。

設計を一緒に楽しみましょう!!


平成17年6月9日


今日は一日中、現場監理と打合せで事務所を出ての仕事。

私の一日の日程は、スケジュール管理されている。
特別な用事のない限りこの予定は変わらない。

最近の私のスケジュールは、現場監理の日は毎週火曜日
と木曜日となっているようだ。

現場へは必ず週1回は監理の為に行く。
もちろんそれ以外で必要ならば他の日でも行くこともある。

完成まで5ヶ月とするなら、少なくとも20回以上は足を運ぶ
ことになるし、事務所で建築業者との細部打合せもある。

さらに 現場での打合せの準備や変更のための処理、
分離発注の業者との引継ぎ打合せなどもある。

「なんでそんなに現場に行かないといけないの?」

っていわれると、
答えは設計図だけでは現場が処理できないから。

いくら図面を70枚以上も書いたとしても、やっぱり現場で
しか判断できないことがある。

工事業者は住まい手のこだわりを図面でしか読み取る
事ができない。
現場で判断を必要とする場合、住まい手の立場に立つ
私が、現場で必要か不要かを判断する必要があるのだ。

特にリフォームは見えない部分を改修するため、設計図
に表しきれない分部がどうしてもある。
費用も解体しないと分からないことがあるのだ。

当社の設計スタッフも私のサブとして一つの現場を担当
し、同行している。

私の若い頃、もう20年以上昔のことだが設計事務所に
勤務していた期間の間、現場を見たり監理に同行する
機会は一度としてなかったものだ。

製図台に向かって図面を書いていても、現場がどうなって
いるのか知らないと設計能力は上がらない。

想像だけでは創造はできない。

彼らが早く一人前になってもらうため、
私の期待と将来への投資なのだ。


平成17年6月8日


当社のホームページは私の日記がトップになっている。

私は筆不精で日記などというものは小学校の宿題以来
書いた事がない。
いざ書いてみると本当に書くタネで苦労をする。

いつも日記のタネを探している自分に気付くのだ。

娘は宿題で、毎日 日記を書いている。
その宿題を横で見ていて娘に

『早く日記書こうぜ!』

って、言ってた自分を思い起こし、この言葉がなんて
大変なことを言っていたのか自分が体験して思う。

さて、そんな大変な日記(ブログ)・・・

嫁が始めた。

題して

【建築家の妻だからわかる家づくり*あれこれ!】
「想いがいっぱい詰まった家」〜企画室便り〜

ホームページは こちら


 

だそうだ。

元々住まいづくりに関しては、私よりも先輩で、高い
志を持つうちの嫁。

住まい手に対する想いも
書きたいことがいっぱいあるらしい・・・

私より住まい手に分かり易い彼女のブログ、

宜しければ応援してあげてください。

彼女は今、燃えています。


平成17年6月6日


今日は昼からテーブルに使う天板を見に出かけた。

計画しているテーブルの長さは2.5M、幅0.9M、
厚さ50mm〜60mm程度の一枚もの無垢天板。

よく伺う銘木(材木)店の社長に問い合わせると
『ああ、ありますよ。』
という、軽快な返事が帰ってきた。

それでは、って事で早速住まい手と出かけて
見たところ、店の玄関に転がっている長短の
梁らしき数本の木。(30cm程度の角材数本)
あれは何の木?
という質問に『ああ、あれは欅ね。』
『・・・』
『欅の天板もそのくらいのものならあるよ』
『幅90cmの一枚ものがあるの・・・』

そんなやり取りの後、
倉庫から出てきたものが下の写真。


横に立っているおじさんのサイズから実際の
サイズが読めるだろうか。
この一枚ものは長さ3メートルを少し越え、幅は
1メートルほどあるアフリカンパドゥーク(通称アパ)
と呼ばれる材種。

アフリカに育つ大木で、この材料もでかい一枚物。
含水率は10%程度の良材。

実はこの後、更にもう一枚、同系等の一枚物も
確認し帰路に着いた。

住まい手さん御家族もその大きさと迫力に驚き、
色合いや質感を感じ取られたようだ。

天板探しは木をまず選び、それからその木を
持っている材木店などを探して実際に見に行く。
実際に見に行くのは大変だと思うかもしれないが
実はすごく面白いツアーなのだ。

木は同じ顔をしているものはない。
貴方の家にしかないダイニングテーブルを探し、
自分で見て手に入れて使う。

貴方もしてみたいと思いません?

 

ところで実は私の中では別の目的もあった。
その話はまた、別の機会に。


平成17年6月3日


昨年の6月にある女性から突然メールを頂きました。

私の会社のホームページを見て、御本人の強い
想いが伝わってくる。

内容は、建築に対する御自身の熱い想いを。
現在は設計業界に身を置いているのではないが、
今、自分の想いを達成すべくこの建築業界へと
転身したいと・・・。

あれから一年。

この春の求人に一人の女性から面接希望があった。
来られたのは彼女だった。
私達の住まい手に対する想いと彼女の想いが
合致して当社で一緒に頑張る事となった。

彼女は今、会社の企画室で夜遅くまで頑張っている。
今では、彼女抜きでは当社のWEBは成りたたない
状態になってしまった。

人は『想い』があってそれに向け実行した時、目の
前の道が開ける・・・

彼女は自身で自分の道を求め、学校で技術を学び、
経験を積みながら自身の道を探していた。
探そうとする意識があるからこそ当社の求人欄が
目に入ったのだ。

彼女の経験と住まい手に対する思いは、必ず住まい
手に届くだろう。

西窪さん、カッコいいよ!

平成17年6月1日
 


今私は、築80年ほどの古民家をリフォーム
している。

設計を終え、現場も山場は越えた。
一時はどうしようと悩んだもんだ。

80年と言う時間は、建物の形状をゆっくりと
変形させる。

柱は最大で65ミリ沈下し、そしてそれぞれの
方向を向いて傾いでくる。 桁が柱とともに下がり、垂木が波打つ。
大きな鴨居梁は本来自分が立っていた形へと
姿を少しずつ変える。

これらすべてを人が直してゆく作業は、見ている
私は楽しいが、現場はそれどころではない。

しかし、大変な顔一つも見せずに大工は建物が
本来あったとおりの姿へと戻してゆく・・・。

屋根の下地を換え、瓦を葺き直すと
昔の美しい建物がよみがえってきた。

初めてこの家を見たときはビックリしたものだ。

今、少し内部の姿を現代風にアレンジし、
家族や友人等の『人』が集まることの出来る
空間が出来る。

集まった人たちの団欒を想像すると、
私まで楽しくなってくる。

まだ工事は終わらない。
それは、この建物につながる新築部の玄関が
これから造られようとしているから。

古いものと新しいものの融合が、また違った
姿を見せるのは、もう少し先になる。

私も住まい手も、それを心からワクワクしている。

 
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