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設計事例

両親の家

新築

両親の家

香芝市 O邸  2009年12月 完成

 

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こんな家が欲しい

● 南に向いた和室に仏間と縁側
● ゆったりした玄関
● 現在のキッチンが使い易いので、その様に
● 人形を飾るための出窓がほしい
● 多くの知人が集まることのできる場所がほしい
● 父の書斎コーナーがほしい

 

土地の状況と設計コンセプト

この住まいは、毎日病院へ通うお母さんが自宅からの急な坂を
上り下りするのを息子さんが気遣い、駅に近い平地に土地を
買い求め、両親に家を建てたことにあります。

一言でで言えば簡単ですが、実際出来ることと出来ないことが
ありますよね。それをさらりとやってのける息子さん。

さて、土地の状況です。

先に書きました通り、ホントに駅の近くでフラットな現地。
敷地は旗指物と言われる、細い通路の奥に広い敷地がある土地です。

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この奥に土地がある訳ですが、特に気にいられたのが、
敷地の隣りに流れる川でした。
また、正面に見える駐輪場? の建物で、そこから覗かれる
心配がないのもお気に入りのポイントだとか。

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右手が水路、敷地は左側の空地。
そう考えると広々していますよね。

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南向きがこの視線なのですが、この建物から意図的に
覗かれるってことは無いんですよね。
建物までの距離も川を挟んでの事ですので、空が大きく
見えるのがお気に入りとか。

設計コンセプトですが、当初からお父さんの考えられていた
プランイメージを基に、聞き取りや現在での生活、そして
これからの暮らしを考えて、私なりにプランをアレンジさせて
いただきました。

住まいのコンセプトは「暮らしやすい家」。
使いやすく、生活し易い。 そして今までのお住まいより
はるかに住みやすい家を提案したい。

また、お母さんが桜好きだとのことで、様々なところに桜を
使いました。 山桜の大黒柱もその一つ。
やわらかい感じのする空間を目指しています。

私(浅野)が書き綴っているブログでの紹介もしています。
こちらで建築途中などご紹介しておりますのでどうぞ。

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では、完成しました住まいをご紹介します。

建物外観

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入口の幅は、約3mほどだったと思います。

車を縦に2台入れて、横を長いアプローチにしました。
雨水は向かって右に勾配を取り、そして手前(道路)に向かって
排水されます。
排水側溝に半丸の平瓦を敷き、雨水の側溝にしました。

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玄関へ向かいます。

正面奥に玄関を設けました。
ポーチ柱は、建築主である息子さんがこだわりのものを
吉野で一緒に探してきたものです。

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玄関の中に入りましょう。

 

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トップライトがとっても明るくて。
以前のお住まいが暗かった玄関とは全く違います。

 

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玄関の中にあるもう一つの扉。

外に出て行く訳ではありません。
でも、半分外のようなものですが、何があるのでしょうか?

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はい、ご想像通りです(笑)
アウトドア収納と言いますか、なんでも収納ですね。

これは見に来られたかたにとっても評判です。
外に出られる勝手口もありますからねゴミだって出せますよ。

玄関に戻ります。

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明るくて長いホールになります。

この家は、間仕切りをたくさん造らずに家全体が繋がっている
ようにつくられています。
勿論、
高気密高断熱の家ですから、夏はエアコン、冬は蓄熱暖房で
最小限の機械で室内の温度をコントロールしています。

左手奥のダイニングキッチンへ向かいましょう。

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吹き抜けで2階へと繋がっていますね。
2階には予備室があり、吹き抜けから陽の光も降り注ぎますので
とっても明るいです。

キッチンはどうでしょうか。

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タカラのキッチンと、食器収納で組み合わせました。

特長は、以前の住まいで使っていたキッチンの配置をすべて
そのまま再現したところです。

以前あった場所にそのままありますので、引っ越しした日から
どこに何があるのか困る事はありません。

食事を作って、後ろのダイニングテーブルで食べる生活は
そのままです。

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食事をしながらテレビを見るために、テレビ収納の家具も
設計しました。
中央にテレビ、両サイドは収納に。
下は蓄熱暖房機が納められています。

奥に見えます和室へ向かいましょう。

その前に、和室へ入る手前に赤く太い柱が見えますでしょうか。

これは吉野で後一緒に木材を見学に行った際、見つけた材料で、
山桜の一本ものです。
確か9寸(270×270)角の材料だったと思います。

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これ、大黒柱にしましょう!

と言う事で、この家に入りました。

そうそう、
ダイニング横の和室でしたね。(話がそれて忘れてました)

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ここは茶の間です。
大きな掃き出しのサッシを持つこの部屋には、お父さんの書斎を
設けました。

以前のお父さんの書斎スペースは、南に面する縁側に机を置き、
PCを使われていました。
今回私はその机をやめて視線を下げ(隣室とも和室なので)、
掘り炬燵形式で使って頂きたいと思います。

テーブルは広く、収納と引き出しも制作しました。
もちろん足元には床暖房を設けていますので冬の寒さも大丈夫てす。

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さて、茶の間の隣りは寝室です。
普段は来客用に使う予定の和室になります。

この和室には広い仏間と床の間も設けました。

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上部は掛け軸も掛けられるようになっています。

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来客が来られる際は正座できないお客様のために
縁側の床を上げて、椅子代わりにしようというアイデアは、
建築主さんである息子さんのもの。

なかなか座り心地はよろしいようです。

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段を上げました下は、引き出しになっています。

 

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この二室の間にある襖を開けると、とっても広い大空間に
なりますので、たくさんのお客様が来られた際は、その様に
使い分けでできます。

 

この寝室に入るには、
茶の間からと玄関ホールからの2通りがあります。

その入口であるホールには、ちょっとした遊びも設けました。

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飾り台です。

お母さんの趣味を飾る場所にもなれば好いなと。

また反対側にはご主人の蔵書を収納出来る本棚も設けています。

 

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まあ、これ位の容量がありましたら、大抵の蔵書は収納できる
と思っています。

 

次は洗面浴室ですね。

浴室周りの開放性と広さを感じるために、浴室と洗面の間を
ガラスにしました。

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基本、お二人の暮らしですので、お互いが確認できることは
大切ですものね。

最後はお手洗いです。

 

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車椅子の仕様を考えた家です。
もちろん、お手洗いの中も対応しています。

手洗いボウルが赤なのはお母さんのご希望でした。
ミラーのサイズは、三種の神器である八咫鏡(やたのかがみ)に
合わせたと思います。

チョッと気になったのは、ミラーの高さでしょうか。
使い方を考えれば取り付け位置は少し下げないといけないですね。

 

ほぼ、このお住まいのご紹介を終えました。

最後に玄関で終えたいと思います。
2階への階段がありますが、2階は殆ど使いませんので。

 

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ありがとうございました。

 

浅野勝義

2017年6月

 

 

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