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【コラム002】第三者の専門家(インスペクター)って、貴方にとってどんな人なんだろう?

コラム002

今回は中古住宅を買いたいと思っている方の話です。

たくさんの物件を見て回っている貴方、こんなお悩みありませんか?

購入する建物がどれ位傷んでいるか、もしくはリフォームするなら
どれくらい費用がかかるのかというのは、貴方にとってとっても
大切な情報ですよね。

でも、自分達は建物等の知識がある訳ではないので、気になる
建物の状態を見てくれる専門家が欲しい。
そうすれば、物件購入を決めることが出来る。

第三者の立場で調査してくれるインスペクターと言う人がいるらしい
けど、何をしてくれるのかな?

 

「建物の状態を見てくれる人」とは、建築士の資格を持っていたり
知識のある人で、既存建物の調査する人をインスペクシタ―
(住宅診断士とか既存住宅現況検査技術者)と言います。

インスペクターは、建物の状態を調査しその結果を相手に伝える事が
仕事です。
調査する者が売主・買主のがどちらにも属さない公平な立場なので情報の
信頼性が高く、既存住宅などの売買において、売主・買主の双方が建物の
状態を調査する事で、双方納得して取引ができるために創られた資格です。

話は逸れるのですが、チェックしてくれる建築士さんの設計された
建物を見たことないんですよね。いつも他人の建てた建物を評価して
いるでしょ。 設計したこと無い人が建物を評価できるんですかね。
これずっと私の思っている不思議・・・

あ、話を戻します。
でも、その方にお金を払うのは、依頼した貴方なんですよね。
にもかかわらず、貴方の立場で言ってくれるのではないのです。
客観的立場(中立)です。
その資料を基に売主へ交渉するのは貴方です。
インスペクターは調査する人であって、貴方の代理人ではありませんから。

冷静に考えると、その第三者は本来発注者としての貴方側に立って
サポートするべき人だと思うのです。
別に中立でなくてもいいんじゃないの?
そんなことありませんか?

 

私が依頼人なら、
1. それを相手(売主)に言って、価格交渉するとか手直しするとかを
専門家の知識で相手と交渉してほしいな。
ある意味、私の弁護士もしくは代理人的なポジションであればベスト。
2. 良い所や問題のある所を正確に教えてくれて、リフォーム費用も
ある程度教えてくれる。その上で購入を自分て決める選択肢が
あれば、なを嬉しい。

と、思います。

調査費用がちょっとくらい高くても、こういう人が良いなと思う。
建物を調査してやめた方が良いと分かればやめるし、問題無ければ購入する。
買主にとっての必要な情報を教えてくれて、買主の為の専門家であれば
よいと思う。

私は今までそのスタンス(買主の為の専門家)で通してきているので、
第三者の・・・は、自分にあまり合わないと思っていて。

だからインスペクションだけはお請けしない。
するなら自分が関わる買主さんだけにすればよいと思っている。

まあ、今後も自分のスタンスを通すだけですけど。

 

浅野勝義

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