葛城市(旧新庄町)
2006年5月
ご夫婦で操業をされていました、たけ鮓さん。
ずっと長い間営業をされてられています。 そのせいかとってもお寿司が美味しくて。
その、たけ鮓さんがご近所で別の敷地を手に入れられ、そこへ店舗の移転をすることとなりました。
お知り合いのご紹介もあって、奈の町が設計をさせて頂くこととなりました。
お寿司を握ってられるご主人に加え、大阪のすし店と和食店で修業されていた息子さんが、
帰って来られて一緒にすることとなりました。
ですので打ち合わせは、ご夫婦と息子さんとなります。
お寿司の構成は和食を取り入れることもあり、息子さんが主になってコースとしての寿司を
提供する形態となります。
内装はテーブル席と座敷のあるすし店です。
陽も落ちようとすると、建物に灯が入ります。
暖簾にひかれて入ってみましょう。
入口の玄関ドアを開けると待合室になります。
庭を見ながらのベンチもつくりました。
店内に入ります。
工務店さんの協力もあって、手持ちのヒノキの無垢カウンターを大胆に取り付けました。
Ⅼ型ですので長い幅広の材が2枚必要でした。
厨房側のショーケースの位置や高さについても、今までのお寿司屋さんとはちょっと
異なる高さの位置で、握っている様がお客さんから直接見える形です。
お店はカウンターの他にテーブル席と和室、座卓のコーナーを設置しました。
団体の場合は座卓コーナーと一体にすると広い座敷に変わり、少人数の場合は、
コーナーに変わる様、フレキシブルに変更できます。
「たけ鮓さんに伺って、奈の町を知りました。」
と、ご相談者さんや住まい手さんによくお聞きします。
2004年からのお付き合いですが、私にとって本当に嬉しい限りです。
浅野勝義/奈の町