住宅相談サロン

▶︎住宅相談サロンとは
奈の町の住宅相談サロンは、家や敷地、ご家族の住まいについて、気軽にご相談いただける場です。
お話しする中で、ご自身なりの答えが見つかるかもしれません。
「ちょっと聞いてみたい」「アドバイスが欲しい」と感じたときは、お気軽にお申し込みください。
サロンは 1組様限定で、ご自宅のリビングのようにくつろげる空間をご用意しています。
コーヒーを片手にリラックスしながら、相談役に思いつくままお話しください。
相談役は、利害関係のない専門家として、ご相談者様の立場に寄り添い、
お話を整理したうえでアドバイスをさせていただきます。
例えばこんな事も可能です。
建物に限定する必要はありません。例えば敷地境界沿いにある擁壁のこと、給水や排水管の経路、
道路と敷地の関係などでも大丈夫です。
▶︎住宅設計を勧められるのでは?
相談すると家の建て替えやリフォームを勧められるのではと、不安を感じる方もいらっしゃるかと思います。
そこで、当社の立場をしっかりご説明させていただきます。
住宅相談サロンは、あくまで家や敷地、ご家族の住まいについて、気軽にご相談いただける場です。
そのため、サロンのご相談者様の住宅設計をお引き受けすることはなく、お勧めすることも一切ございません。
私たちは、あくまで「お悩みの相談役」として徹していますので、どうぞ安心してご相談ください。
家の問題とは、建物そのものだけではありません。
その背景には、ご家族のこと、ご親族やご両親との関係、仕事や相続など、さまざまな要素が絡み合っています。
初めて会った相手にすべてをお話しするのは難しいことと思います。
私たちは、そうしたお気持ちに寄り添い、ご自身なりの答えを見つけるためのお手伝いをしたいと考えています。
最終的にはご相談者の判断が一番大切です。
▶︎相談役の想い
こんにちは、相談役の浅野です。
私はこれまで、住宅建築家として20年以上新築やリノベーションを手掛けてきました。
私の設計プロセスは、まず相談者の聴き取りから始まります。
住まい手の方々は、理想の住まいを手に入れたいという共通の願いを持ちながらも、それぞれが異なる住宅に関する課題を抱えています。
例えば、両親との関係、資金の問題、住まいの広さ、所有不動産などです。
私は、それらの課題をどのように克服していくかを一緒に考え、解決策を提案してきました。
時には、新築やリノベーションを行わないという選択肢をご提案することもありますし、更には、住まい手のご両親にも住まいに関するご相談に乗らせて頂くなど、幅広いケースに対応してきました。
これらの経験と知識を活かし、住宅に関するお悩みを抱える方々のお力になりたいと思い、住宅相談サロンを開始しました。
現在お住まいの家や敷地に関するさまざまなお悩みについて、解決の糸口を見つけられる場としてご利用ください。
▶︎サービス内容
奈の町事務所にて 初回90分 11,000円 (延長30分5,000円~)
現場出張アドバイス 初回60分 33,000円 (延長30分5,000円~)
※出張対応区域 : 奈良県、大阪府、京都府南部
その他現地での詳しい業務は別途見積もり致します。
【ご相談内容事例】
・物件の現地確認及び、中古住宅の内覧&目視調査+アドバイスの個別サポート
・現況擁壁の傾斜や沈下の相談
・既存住宅の問題点解決のアドバイス
・隣地との境界によるアドバイス
・新築・リノベの建築に関するアドバイス
・中古住宅の耐震補強アドバイス
・所有不動産の相談(整理、空き家、問題の解決等)
・不動産の購入アドバイス
・登記簿謄本の読み方
・建築費見積書の所見 : 不要な工事や単価等をチェック
・等
【別途見積もりご相談内容例】ご要望に合わせてOptionにて承ります。
・建物の現況調査(インスペクション)
・敷地内にある擁壁の安全性の確認
・隣地との境界確認の代理交渉
・購入検討物件の行政調査&権利関係調査
・物件の現地確認及び、中古住宅の内覧&目視調査+アドバイスの個別サポート
・リノベーションのプランニング
・中古住宅の耐震診断・耐震補強
・中古マンション物件チェック(業務 : 管理費チェック+建物チェック+修繕積立金チェック)
・住宅用途変更 : 住宅からシェアハウスへの変更相談等
・不動産セカンドオピニオン
・土地・中古住宅の物件調査サポート(市街化調整区域、建築許可等)
・等
▶︎実例紹介
1、敷地を一部売却して建て替えの建築費を拠出
◻︎背景と相談内容
住まいの建て替えを検討されていた住まい手さんから、次のようなご相談をいただきました。
『建て替えをするための資金はあります。しかし、その資金を使ってしまうと老後の資金が心配になります。このような場合、どのような方法がありますか?』
確かに、このようなケースはよくあることです。可能であれば建て替え資金を温存し、老後に備えておきたいというのは自然な考えでしょう。
◻︎当社の対応
ご依頼者のお住まいの敷地が広く、さらに広い部分で道路に面しているという状況を踏まえ、以下の方法を提案しました。
- 敷地を分割し、一部を売却することで資金を捻出
- 分割した土地を売却して得た売却益を建て替え資金に充てる方法です。
- 税制優遇措置の活用
- 「居住用財産を譲渡した場合の3,000万円特別控除の特例」を利用することで、売却益に対する税負担を軽減。
- 経費扱い可能な項目の活用
- 解体費や仲介手数料などを経費として計上することで、さらなる節税効果を得られるようにしました。
◻︎結果
敷地の管理が負担となっていたこともあり、敷地を小さくする提案はすんなりと受け入れていただけました。当社のワンストップサービスにより、家づくりだけでなく、住まいの予算捻出や資金計画まで幅広くサポートすることができました。
◻︎依頼者の声
『広い敷地の管理に困っていたこともあり、一部を売却する案は非常に納得感がありました。売却益を建て替えに充てるだけでなく、税金や経費の面でもアドバイスをいただけたので、安心して計画を進められました。老後の資金も確保できる形で、理想の住まいを実現できて本当に良かったです。』
2、住まいの選択肢を再検討した事例
◻︎背景と相談内容
相談者は、新築計画についてご相談にいらっしゃいました。 相談者の家族構成は、お子様1人の3人家族。 奥さまは、ご自身が育ったご実家の近くで土地を探しており、分譲団内のどの区画が良いかの判断にある状況でした。相談を進めていく中で、ご両親宅の他にも、近くに祖母が建てた新しい家(祖母は入居前に他界)が空き家として残っており、現在は仕事場として使われていることがわかりました。この情報を踏まえ、最適な解決策を考えてみました。
◻︎当社対応
新しい土地を購入して新居を建てる場合、将来的に相談者が相続する不動産が増えることで、利用されない物件が生じる可能性がありました。そこで、家族全員が満足する解決策を以下のように提案しました。
- 住まいの移動プランを提案
ご両親が空き家になった祖父母の家に引っ越し、現在ご両親宅を子世帯が利用する形を提案しました。これにより、新たな土地購入を避けつつ、皆様の不動産を有効活用できます。 - 地域の快適性を活かす
ご両親宅は奥さまが育った場所であり、地域に対する安心感や明るい環境が魅力的です。子育てにも適した立地であることを強調しました。 - 経済的な負担を抑えられます
新たに土地を購入する場合、少しの高額ローンが必要になりますが、奥さまの両親宅をリノベーションすることで、生活に大きな負担をかけずに快適な居住環境を整えられるポイントを説明しました。 - 3軒の不動産を持つのは負担が多い
新たな家を建てた場合、将来的には3軒の不動産を相続し、維持・管理しなければいけない状況が生じます。効率的に活用するメリットを説明しました。
◻︎結果
現在、ご両親は祖母の家に住み、お子様はリノベーションされたご両親宅で新たな生活を始めています。リノベーション後の住まいは広々としており、みんなが元気いっぱいに走り回る姿が見られる快適な環境が整いました。
◻︎依頼者の声
「新しい家を購入していたら、将来、両親の土地や建物を相続した上で自分たちの家も管理しなければいけないのは、考えただけで大変でした。でも、実家のリノベーションで住んでいる事で、経済的にも精神的にも負担が減り、子育てがしやすい環境が整いました。両親も祖父母の家に住むことで快適に過ごしており、家族全員が喜べる提案をしていただけました本当に感謝しています。」
3、隣地境界問題を解決した事例
◻︎背景と相談内容
隣地境界沿いに立つブロック塀がわずかに隣地側に傾いていることを巡り、相談者のもとに不動産業者からの相談がありました。境界を越えたブロック塀が問題となり、ブロック塀の修正が難しい場合は境界沿いの一部の土地を買ってほしいとの提案があったのです。
ご相談者は、不動産業者の説明を受けている中で、以下のような不安を抱えていました。
- 専門知識がないため、不利な条件で諦められるのではないか。
- 境界や価格の適正性について、自分たちだけでは判断が難しい。
このような不安を解消するために、弊社に「専門的な視点から問題を解決してほしい」との依頼をいただきました。
◻︎当社対応
当社は、問題を解決するために以下のアプローチをとりました
- 境界の調査と分筆手続きの提案
境界線から5cm幅の隣地部分を分筆したものを、適正価格で購入する方針を提案しました。 隣地所有者の代理者とも協議の上で測量・分筆案を確定しました。 - 価格交渉と適正条件での購入サポート
不動産業者と直接打ち合わせを行い、購入価格が適正となるよう交渉を進めました。これにより、相談者が不利益を被ることなく土地購入が完了しました。 - 透明性の確保と安心感の提供
進行状況を都度相談者に共有し、必要な説明を丁寧に行うことで、不動産業者との交渉過程も含めて安心してお任せいただける環境を整えました。
◻︎結果
隣地の一部を適正価格で購入することで、ブロック塀の問題を解消し、新築計画の懸念となる要素を取り除きました。また、相談者の不安を払拭し、納得できる形で取引を考えることができました。
◻︎依頼者の声
「以前反対側の境界線についても相談させていただき、本当に助かりました。 今回の敷地購入については、私たちに専門知識がなく、不動産業者の話は完全に信用してよいのか不安でした。奈の町さんに間に入っていただいたことで、とても安心して問題を解決できました。」