創業30年 奈良の住宅設計事務所 建築家と心地よい住まい創り
土地・物件探しや資金計画など、住まい手の“理想の暮らし”をトータルにサポート致します。

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子世帯の住まい方

建築家+住宅コンサルタント[一級建築士/宅地建物取引士/2級FP技能士]浅野勝義の提案


ご相談の実例

事例1
【ご相談】こだわりの家が欲しいが、どうしたら良いか分からくなってきた。建売住宅は嫌で、土地を買って家を建てたいが予算的に厳しい。

提案 中古マンション+リノベーション
親世帯は近くの中古マンションを購入し住替えをする。現状の親の住まいをリノベーションして子世帯が住んではどうか。
マンションは高齢者に適しており、子世帯は子育ての環境が良い親の戸建をリノベーションすることで、費用が抑えられ好みの空間にすることができる。

事例2
【ご相談】既存の自宅が広すぎて使い勝手も悪く、現在の暮らし方に合わない。今後、子世帯が住み継ぐ事も考えて、コンパクトで快適な建替えを悩んでいる。

提案・敷地一部売却+建替え
敷地が十分な広さがあるので、一部を売却し、そのお金を建替え費用に充てたらどうか(それが可能と判断)
新築する家は、将来住み継ぐべき子世帯が高齢になっても快適な、耐震性と断熱性能に優れた高性能で暮らし良い空間の家を建てることをお勧めしました。

事例3
【ご相談】両親から受け継いだ家を自分達と娘世帯が2世帯住宅として、建替えまたはリノベーションで迷っている。予算も含めて相談に乗ってほしい。

提案・自宅売却+リノベーション/建替え
現在空家の受け継いだ住宅の診断結果では改修可能なので、2世帯住宅として住み継ぎリノベーションが可能。別物件である現住宅を売却し、そのお金をリノベーション費用に充てる事を提案。
建替えも検討していたので、子世帯が住宅ローンを組めば充分可能です。

事例4
【ご相談】両親の近くに土地を買ってこだわりの家を建てたいと思っている。自分達の希望内容で、土地代を含め建築費総額の費用が知りたい。

提案・住替え+親の家をリノベーション
土地を買って家を建てるには予算が厳しい。親世帯が別物件の祖父母の空家を持っているので、親世帯に別物件(子育てには不向き)に住み替えていただき、子世帯は現在の親世帯の広い住宅を、こだわりを詰め込んだリノベーションをして住み継ぐ事を提案しました。

事例5
【ご相談】孫の成長を思い、賃貸で暮らす子世帯の住居を検討中。子世帯/自分達/親世帯 の3世帯がそれぞれ快適に暮らせるにはどうしたら良いか。

提案・ 住替え+親の家をリノベーション
お孫さんや高齢のご両親のお世話をされているので、日々の暮らしに重点を置き、子世帯/自分達/親世帯、3世帯それぞれの気持ちを確認後、現住宅を気に入って頂いている子世帯が住み、親の住宅を一緒に暮らせるよう2世帯にリノベーションする。新たに物件購入する事なく、建築費をできるだけ抑えた提案を致しました。

住宅相談は、設計受注を目的として行なっていません

住宅コンサルタントとした立場で住宅問題の解決を行なっています。

奈の町は、住宅専門の設計事務所ですが、設計・監理だけを行っている訳ではなく、
住まいに特化し不動産も組み合わせて、住まいの問題を提案や企画を行なっています。

どんな事かと言いますと、
例えばこんなご家族のケースをイメージしてください。

いくつかの不動産をお持ちのご夫婦がいます。
子供さんは結婚して独立しており、今度土地を買って家を建てようと考えています。
しかし昨今の土地の値上がりを考えると、土地建物を手に入れる予算としては厳しいのが実情です。
そこで両親の所有する土地も気になっています。

この方の場合、子世帯にはどんな住まいが考えられるでしょうか。
そして、親世帯と一緒にどんな関わり方が出来るのかを相談するには、どこへ相談に行けば良いのでしょうか?

○不動産業者では?
不動産会社は、不動産の売り買いで事業をしている以上、相談に行くと、家を建てる土地を捜しましょうかという提案になってしまいます。

○設計事務所では?
設計事務所は決められた土地又は建物をどの様に計画するかが仕事です。 
幾つかある不動産と家族(親世帯と子世帯)がどの様に使うかは、直接的な業務ではありません。 建てる敷地があれば、詳しい計画を出してくれます。

○建築会社では?
建築会社は建物を建てる事が仕事です。建てないという選択支はありません。
建てるという事であれば様々な選択肢は提示してくれるでしょう。

しかしこの中から不動産の売買や建築が前提では良い提案が生まれることはありません。
まず、現在ある不動産を最大限に有効利用して、その家族(親世帯と子世帯)の関係が一番良くなる方法を考えるべきです。

奈の町は、親族が所有する不動産を有効に使うことで、ご家族(親世帯・子世帯)に最適な住まいのあり方を提案をしています。

最適な住まいのあり方とは、間取りとか建て方ということではなく、親・子世帯の暮らし方の提案です。
当然、将来の相続についても一緒に考えておく必要があります。
親子関係、それぞれの暮らし方、子育ての想い、将来引き継がれるべき相続と不動産管理。
これらを一体で考えます。

その上で必要であれば不動産を売買するし、敷地・建物の調査や、建物の計画もします。
土地を買ったり 建てるといった前提が無い、自由な選択ができる事がとても大切なのです。

自由な提案は、奈の町だからできることで、
住まいの設計監理、不動産仲介、敷地建物の調査、各種許可関係、将来の相続相談、ファイナンシャル(お金のこと)、そして節税アドバイスまでを、ワンストップで完結しています。

 

「土地を買って家を建てる」は、現在の子世帯では現実問題として厳しい

住まいを手に入れる為に、土地を買ってこだわりの家を建てる。
できればそうしたいですよね。

実際に、奈の町へご相談に来られる若いご夫婦のご要望は、土地と建物30坪ちょっとの費用を合わせて3,500~3,800万迄で建てたいというのが圧倒的に多いです。
土地を購入するにしても、インフラが整備されている地域が良いと言われると、2000万近い(奈良では)費用が必要ですからその時点で建物を建てる予算が足りなくなります。
ご相談頂くケースが皆、予算が充分あれば、私から「ええ、土地を買って建てられますよ。」とお答えしたいのです。
しかし、なかなかそうはいかないのが、現実です。

先日も、ご相談者から35坪程度の家が希望だとお聞きしました。建築費はざっと3000万以上掛かりますし、消費税を入れるとほぼ建築費だけでそれ位の費用が掛かってしまいます。

可能性を言えば、土地に掛ける費用を余程抑えて、建物を少し小さくすれば、建築出来るかもしれません。
若しくは、建売住宅なら購入出来るでしょう。 

しかし、ご相談者はそれなりの場所でこだわりの家が欲しいから奈の町に相談に来られています。
何とか出来ないものかと悩んでいるのは、ご相談者だけでなく、私達もそう思っています。
特に2021年後半からの材料不足と建材の高騰は、これから家を建てたい方の想いを一気に挫いてしまう程のインパクトがあります。

そこでですが、
現在まで奈の町がやってきた提案で、少ない予算で解決できる方法があります。
それは、

親族所有の不動産を有効に使うことです。
現在所有している不動産を使って、ご家族(親世帯・子世帯)に最適な住まいのあり方を提案することです。

空地(田畑もあり)や空き家、自宅等を出来るだけ有効に使って、家族の世帯ごとうまく行く提案をするのです。
簡単ではありませんし、親世帯・子世帯の想いもあります。

ただ、提案させて頂くと、スッと受け入れて頂けるのも不思議です。
現在だけでなくもっと将来を見据えて、だれがどこに住むまで考えた提案です。

子世帯が土地を買わずに既に所有している不動産を有効に、こだわりを取り入れたリノベーションすれば、安く住む家を手に入るでしょうし、親世帯も広すぎる家からコンパクトで快適な家へと移ると、それがどんなに快適なのかを知る機会でもある訳です。
親子世帯の住み方の再発見しようと考えた提案をすると、親子関係もより良い関係になります。

提案の方法はその家族と所有不動産によって異なります。 しかし、親世帯と子世帯の新しい住まい方の提案は、親子関係の新しい繋がりを生んでくれています。

所有している不動産を有効に使う事は、土地代に悩んでいる子世帯だけでなく、親世帯にとっても住まいのあり方を考え直す良い機会になるのです。

一度、ご両親は家を建てたいと考えている子世帯の想いを聞いてみては如何でしょうか。
今まで考えていた自分達の考え方と全く違う価値観を、子世帯は持っている事に気づくかもしれません。

 

家族と不動産を絡めた解決法を探す事が大切とは?

奈の町の提案する、⌈不動産を有効に使うことで、ご家族(親世帯・子世帯)に最適な住まいのあり方を提案する⌋とは、どういうことなのでしょうか。

具体的には、

✔️ 親世帯は今後歳を重ねてどの様に暮らすのが良いか。
✔️ 各世帯の暮らし易い住まいとはどういった建物なのか。
✔️ 所有している不動産を今後どの様に管理するのか。
✔️ 子世帯にどの様に相続するか(相続の節税も含めて)
✔️ 子世帯は新たに土地を買って家を建てる以外にどんな方法が考えられるか。
✔️ 子世帯にとって暮らし易い場所とは何処なのか。
✔️ 出来るだけローンを多く組まないで快適な家を手に入れる方法はないか。
✔️ 子育てをするにはどこが一番良いか。
✔️ 将来相続する不動産をどの様に管理するか。

これらを考えるには、どの家(家族)も同じになる訳ではありません。

親世帯と子世帯の関係や、子世帯の数、所有不動産の数、子世帯の考え方、子育ての方法等の様々な要因が関係しますから、提案もその家族毎に違うものになるのです。
そこがまた私共は愉しいと考えているのです。

ちょっと具体的な例があると分かり易いかもしれませんね。
少しだけご紹介します。

 

ケース1) (事例4)

まず提案は、家族(親世帯と子世帯)のスライドという提案で、親世帯が小さな家に移動、子世帯は両親の住まいであった家をリノベーションするといった提案をさせて頂きました。
当初は子世帯が土地を買って家を建てようと考えられていたのですが、既にご両親は不動産をお持ちですので近くの家に親世帯が移り、子世帯が今まで育った家を改修して使えばよいという訳です。改修は大規模になりましたが土地から購入するよりずっとお安く出来た上、快適な空間へと変わりました。親世帯からは『こんな発想なかったわ』と、とても喜んでいただきました。

不動産の所有は管理が大変です。 無駄に増やすことをせず、今ある不動産を有効に使えば以外に簡単に解決できる場合があります。

 

ケース2) (事例2)

広い敷地に親世帯ご夫婦2人が大きな家にお住まいでしたが、子世帯から冬寒く耐震性の低い家を快適に過ごせる家へと建て替えしたいが予算を含めて悩んでいるとご相談を頂きました。
提案は、敷地の一部を分割しその部分を売却する事で得たお金を建て替えの費用へ充てる事で、低予算で建て替えが出来る計画を致しました。 敷地の測量から分筆を測量事務所へ依頼し、全体計画から転売部分の区画計画や販売(仲介)、建て替え建物の設計も当社で全て行っています。

結果、コンパクトで暮らし易く快適・安全な家となり、とても気に入って頂いています。また、手入れする庭も少なくなったため管理も楽になりましたと言っていただきました。

こういった、所有不動産から家族の住み方を提案致します。

※組み合わせ提案例は、ご相談者の家族と不動産によって異なります。

 

 

所有不動産の企画メニュー例 

  1. 聴き取り・・・家族(親世帯と子世帯)の聴き取り。ご本人様の思い描いているアイデアや想いを展開して組み立てる事も致します。
  2. 敷地の調査(所有地全て)・・・所有不動産の価値と評価、そして実際に建築は可能かを確認する。
  3. 現地確認(所有地全て)・・・現地を確認する事で不明点を確認できるし、利用するイメージをくみ取ることが出来る。
  4. 既存建物チェック(オプション)・・・既存建物を利用する場合は、建物の傷み度合いと耐震性等をチェックする必要があります。必要な場合はこれを改修します。
  5. 企画提案・・・不動産を購入・売却するのか、既存の不動産をどの様に利用するのか、奈の町が考える所有不動産と貴方の家族に合った住まいの提案を行います。
  6. 売却等不動産仲介・・・必要であれば不動産の売却・購入を提案と並行して行います。
  7. プランニング計画・・・企画に用いる全体計画案を作成します。
  8. 設計(建て替え・リノベーション)・・・家づくりの際の設計業務です。全体計画は奈の町で行いますが、個別の詳細設計は他社に設計依頼して頂いて構いません。
  9. 税金の所得控除等が適用される場合、明記しています。ただし、条件がありますので確認が必要です。

※全ての業務を奈の町で完了する事が可能です。(ワンストップ)
※提案内容は、不動産資産と家族の想いによって提案内容は変わります。
※コンサルティングは、④を除く①~⑤までの業務です。
※提案後の実行による費用の見積もりは、提案時にお渡しいたします。

 

 

 

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