創業30年 奈良の住宅設計事務所 建築家と心地よい住まい創り
土地・物件探しや資金計画など、住まい手の“理想の暮らし”をトータルにサポート致します。

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設計の進め方

計の方針

奈の町の設計する建物は、周りの環境に溶け込んでいながら、その住まいの個性をしっかり持った外観デザインを心掛けています。
突飛なデザインや奇抜な建物でなく、新築であるにも関わらずずっと前からそこに建っていたくらいの建物にも拘らず、しっかり個性あるデザイン。

内部空間は、”気持ちよい空間” を常に目指し、自然素材を使うというだけでなく、快適であるとともに見た目だけでなく触り心地にもこだわった上品な住まいを設計したいと考えています。

私の設計する住まいの特徴は、内部・外部とも和テイストの持つ風合いです。
和風ではなく、和テイストはどんな家具も合いますし、シンプルな木目が似合うのです。
障子や制作家具には特にこだわりがあります。

住い手さんから住まいに求められる要望は、暮らし方や生活のリズム、こだわり、暮らしのアイテム(家電や家具等)など一通りお聞きし、順にその要望の意味合いからしっかり聞かせて頂きます。
その話の中からどんな暮らしがしたいのか、どういった空間が欲しいのかを汲みとって建物をイメージします。 (言われたまま設計図を書くことは致しません)
住まい手さんがいっぱい愉しめる住まいを提案したいと思っています。

・奈の町の家が好きな方
・気持ち良い住まいをご希望の方
・和テイストの住まいが好きな方

このような人たちと一緒に、家づくりができれば最高です。

浅野勝義/奈の町

 

設計の進め方

Step 1  住宅コンサルティング
⚪︎住まい手の要望
住まいに関する夢や暮らしのビジョンは、人それぞれです。住宅のリノベーションを検討する動機は、設備の老朽化や家族の構成の変動、あるいは世代の交代など、さまざまな理由が考えられます。これらの課題をクリアするための手段が、リノベーションです。住まいの計画は、住まい手の理想の暮らしや住宅での活動からスタートします。もちろん、希望と予算は密接に関連しており、すべてを実現するのは難しいことも。そこで、要望を整理し、優先度をつけて実現へと進めていきます。当コンサルティングは、住まい手の現状を詳しく伺い、問題点や原因を特定し、生活の質を向上させる方法を提案します。住まい手の話をしっかりと聴くことが、最も重要です。例えば、新しい家を建てるのではなく、既存の建物をリフォームする方が適切だと判断する場合もあります。家を新築するだけが答えではないというアプローチも我々の特徴です。

⚪︎問題点へのアプローチ
住宅の新築や土地の購入、中古住宅のリノベーションからのスタート、全ての過程でサポートいたします。土地に関しては、敷地の問題や道路の状況を把握し、中古住宅の場合は、建物の課題を確認し、それに基づきリノベーションの方向性を考えます。もちろん、建物の安全性も重視し、耐震補強なども検討します。建物の設計は、これらの課題の解決を経て進行します。

⚪︎予算について
建築に伴う予算の計画もしっかりとサポートします。住まい手の話を元に、資金計画の策定や、銀行融資の相談、建築費の詳細な配分などのアドバイスを、FPの知識を活かして提供いたします。リノベーションの際も、しっかりとサポートさせていただきます。

Step 2  プランニングのご依頼
プランニングをお考えの際は、まず当社の業務内容を詳細にご説明させていただきます。その上でご納得いただける場合、プランニング依頼の合意を書面でお願いします。合意後、住まい手の住まいに対する具体的なご要望やビジョンをしっかりと伺います。

当社の大きな特色は、提供するプランニングが柔軟であることです。一度当社でプランニングを完了した後、住まい手の知り合いの施工会社で建築を進めることも、当社との設計監理契約を結んで設計を進めることも選べます。このようなサービス提供は設計事務所としては珍しく、住まい手の自由度を高めています。もちろん、当社で全体の設計を承る場合、頂きましたプランニング料は総額に含まれます。

プランニングの流れ

  • 初回プラン提案: 住まい手の要望を元にした第一案を提出。この後、2回までの変更が可能です。
  • セカンドプラン: 初回のプランに対するフィードバックを基に、さらに練り直した案をご提供します。これにより、住まい手の理想に近づけていきます。
  • 3Dイメージング: セカンドプランを基に、3Dレンダリングによるイメージを作成。特に重要な部分(例:LDKや吹き抜け等)を中心に、実際の住まいの雰囲気を視覚的に確認いただけます。

プランニングが終了した段階で、住まい手には次の2つの選択肢があります。

  • 当社のプランを施工会社に持ち込んで、実際の建築を依頼する。
  • 当社に設計監理業務も依頼し、設計を進める。

いずれの選択も可能です。

Step 3  設計監理委託契約

プランニング終了後、当社での家づくりを希望する場合、設計監理委託契約を結びます。初期のプランニング費用は設計監理料に全額含めます。

Step 4  設計方法
建築費の上昇を考慮し、コストオーバーを防ぐため、基本計画を確定後、具体的な工事業者を選び、細部の打ち合わせを行います。
予算を確認した上で、この後設計図の作成に取り掛かります。
Step 5  初回工事見積
正確で迅速な見積もりは、銀行ローンの手続きに必要です。当社は打ち合わせに参加し、施工会社に見積もりをお願いします。
Step 6  設計打ち合わせ
初めのプランニングから、住まいの3Dイメージの確定、住宅性能と仕様の検討までを住まい手と設計者で行います。その後、最適な施工会社を選定し、担当者と具体的な予算の打ち合わせを行います。最終的な見積もりを銀行へ提出するため、細部まで確認します。

設計方法は当社発案の【シームレスビルト方式 ※1】とし、打ち合わせの段階で施工会社が入って価格の調整とともに進める方式を採用します。

Step 7  工事見積り
初回の見積もりと基本的に同額となります。銀行ローンが確定後、建築確認手続き、その後工事が開始されます。
Step 8  設計図書作成
 打ち合わせでの決定内容を基に、設計図を作成します。構造や耐震関連は、当社が主導して行います。
Step 9  最終工事見積り確認後、工事契約
設計図と打ち合わせ内容を文書化し、工事請負契約を結びます。
Step 10 建築工事着工
工事開始前に建築確認を行い、工事に着手します。当社は工事の重要ポイントでの立ち合いを行い、品質を確認します。ポイントの具体例は、基礎配筋時、床の不陸処理、床壁天井の断熱材充填時、耐震補強及び金物検査、屋根の漏水検査と防水処理、内部仕上げの程度確認、建具周りの処理、制作家具の材料・取り合い・寸法再確認、給排水処理、照明の取り付け位置確認、サッシ周りの処理、排水処理等について、現地にて現場監理を行います。
Step 11  完成
完成前に現地確認を行います。必要な修正作業を行った後、正式に引き渡しを実施します。

 

※1   シームレスビルドとは
1)特徴:シームレスビルド設計とは、住宅の間取りや外観が確定した計画段階(プランニング)で、建築主、設計者、施工会社が一緒に打ち合わせを行う手法です。先行して住まいの仕様と求める住宅性能が決定され、それに対応したコストと施工方法が協議され、設定されます。

中古住宅を購入してリノベーションする場合、住宅ローン申し込み段階で施工会社の見積もり(または工事契約書)が必要になります。そのため、事前に詳細な打ち合わせを行い、施工内容を決定する必要があります。設計図書は設計者が作成し、工事契約はこの設計内容を基に進行します。

2)目的:

  • 初期段階で決定されたプランニングを目標として、3社が協力して完成を目指すこと。
  • 建築主の予算内で、施工会社が追加工事を発生させずに工事を完成させること。
  • 建物の仕様や住宅性能を先行して決めることで、これをクリアできる住まいを目標の着地点とすること。
  • 建築主は、目的を達成するための施工会社が提案する案にフレキシブルに対応することでコストダウンを図る。
  • 施工会社の持つ特徴を活かした、施工提案を受けることで、トータル的な施工のコストダウンを目指す。

これにより建築主は、予算オーバーの心配をせず、建物を完成することができます。

2023年改訂

 

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