暮らしの木工
暮らし便利に、心豊かになる木工家具を奈の町が作りました。
衣桁(いこう)とは、昔田舎の茶の間や旅館に置いてありました、2枚折れの服掛けです。
【室内で衣類などを掛けておく道具。木を鳥居のような形に組んで、台の上に立てたもの。
衝立(ついたて)式のものと、2枚に折れる屏風(びょうぶ)式のものとがある。】※大辞泉より
住まい手さん 「現在、外から帰って来た時に掛けておく服をどうしたらいいか分からないのです」
私 「クローゼットには掛けないのですか?」
住まい手さん 「外で汚れた服を、洗濯したものばかりの服のクローゼットに掛けるのは、どうも・・・」
私 「まあ、確かにそうですねぇ。」
そんな会話を聞いていた妻が 「確かに。私もそう思っていました」
こちらの住まいには、外から帰ってすぐに掛けて収納できるスペースを設けましたが、
同じような悩みをお持ちの方は多いのではないかと思い、
外出着用の服掛け=衣桁づくりのプロジェクトが始まったのです。
その空間が重厚な雰囲気を醸しだす『三折り衣桁』
一般に衣桁は2枚タイプで二つ折りに出来るもので、内側に丁番がついて90度に開くもの。
あまり大きなものは着物を掛けるタイプのものしかありません。
要○ 可能なら洋服、パンツ、ジャケット、コートまで掛けられるサイズにしたい。
応● その為には、ハンガー部から寸法が110cmは欲しい。
要○ 持ち運び出来て、たくさん掛けても大丈夫なようにつくる事が必要。
応● その為には、フレームのみで構成したシンプルな作りで、ハンガー部分は強度を上げる。
材料はヒノキを考えていたけれど、強度的に不安なので、奈の町制作のテーブルで良く使う山桜にしよう。
山桜は木目が大変美しいし硬い材料。しかしその分少し反るかもしれないが出来るだけ素直な材料を選ぼう。
要○ 鞄や帽子も掛ける場所があるといいな。
応● よしよし、それも作ろう。
要○ 2枚だとL型的な使い方しかできないので、もう少し違ったバリエーションが欲しい。
応● Ⅼ型使いだけでなく、もっとフレキシブルに変化するには、3枚構成の屏風タイプにしよう。
それならどこにも無いし面白そうだ。
しかし、一番難しいのは、3枚をどの様に繋いで可動するかが問題だ。
結局、この一番難題の3枚の衣桁を回転させる方法として、紐蝶番を使う事に決めました。
紐蝶番とは、屏風に使われていた方法で、裏表のどちらにでも回転できます
この手法の詳細はなかなか情報が無く、何度も思考を重ね、試作品を作り、ようやく完成となりました。
仕様
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素材 | フレーム/山桜、 幕板等/ウォルナット、 紐丁番/真田紐 |
サイズ | 開いた状態/幅1350x高さ1400、閉じた状態/幅450x高さ1400x厚さ83 |
重さ | 約5.7kg (3枚合わせた状態) |
生産 | 日本/奈良 |
※素材のフレームは無垢の木で一点一点手作りしたものです。 木目の見え方や、若干の反りなどは、木の良さとしてご了解ください。 |
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価格
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価格 | 60.000円(税込64,800円) |
送料は地域により異なり、別途必要になります。 詳しい金額は、メールでお伝えします。 お近くの方は、奈の町事務所まで受け取りにお越しください。 |
ご注文方法
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ご注文は、メールにて承ります。下記内容をご記入の上ご注文願います。 | |
件名
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無垢の木の衣桁注文 |
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