プランニング依頼【新築・リノベーション】
Contents
新築・中古住宅のプランニングを承ります。
1.プランニングは、新しい暮らしを産みだす作業
⚪︎ プランニングは1枚の平面図から始まりますが、それは建築家が提案する暮らしの具現化そのものです。
プランニングが、単なる「部屋というブロックのパズル」と考えるのは少し違います。実際のプランニングでは、住まい手と何回も話し合いややり取りが必要になります。
出来上がるプランは、家族ごとに異なるものとなり、同じ家族でも聞き取り方によっても変わります。
大切なのは、住まい手がどのような思いで建てるのか、どんなことを実現したいのか、どのような暮らしを望むのかを深く理解することです。それを設計者がしっかりと聴取しないと、最終的なプランはしっくりこないものになってしまいます。
⚪︎ 「私のプランニング方法とは?」
事前に用意した聞き取り用のノート(ステップノート)を住まい手にお渡しし、その中に新築やリノベーションに至った思いや理由を書いていただきます。それから、書いて頂いた実現したいこだわりを一つ一つ確認し、必ず実現したいことと、できれば実現したいことを整理します。また、10年後、20年後、それ以上の将来を見据え、どのように住まいと関わりたいか、子供たちの将来についても伺います。
聞き取りの後、私は住まい手の暮らしを頭の中でイメージします。そしてある時点で、そのイメージが繋がり、形を作り始めるタイミングが来ます。そこから図面化の作業が始まります。この段階で完成することもあれば、更に住まい手と話し合い、イメージを具現化する作業になる場合もあります。
結果として、一つのプランニング提案書が完成します。
⚪︎ 提案書完成後は、一部の変更と、3Dパースを使用してイメージの確認を行います。
プランニング提案後には、イメージを更に深化させるための聞き取りを行い、変更と図面の修正を進めます。そして、変更案を提出する際には、頭の中で形成された空間の3Dイメージパースを作成し提案します。
提案時に細かな変更点があれば、最終図面で修正を行い、プランニングは終了となります。
この一連の作業を通じて、住まい手のイメージと私のイメージがリンクします。
プランニングは単なる間取りのパズルを解く作業ではありません。また、経験の少ない住まい手でも満足できるプランを作成するのは容易なことではありません。綿密な計画立案とタイミングを見極めてプランを詰める作業が必要です。行き詰まった場合には、更に時間をかけて頭の中で考え続けることも行います。これは非常に時間のかかるプロセスですが、その結果として細部まで考慮された住まい手のためのプランが生まれます。
2.所有地に計画する新築プランニング
⚪︎ 所有地や新しく購入した土地の活用方法は設計する者の手腕に大きく左右されます。
私は敷地の特徴を最大限に活かした設計を行います。一方で施工会社は敷地を利用可能な状態に変え(擁壁の構築や土地の平坦化など)その上に建築を行います。
どのように計画すれば暮らしやすいのかは住まい手によって異なります。段差を少なくしてフラットな住環境を作るのか、それとも階数やステップを利用してダイナミックな空間を創り出すのかは住まい手ごとに異なるため、設計者はそれを理解して計画を進める必要があります。このような対応は私の得意分野です。
⚪︎ 土地を読む力は設計者に必要です。
敷地は全く同じ条件が存在しないため、広さ、形状、方位、接道条件、高低差、見晴らし、隣家の状況など多くの異なる要素を考慮しなければなりません。私はこれらの条件を一つ一つ考察し、住まい手のニーズ(広さや予算など)を考慮しながら最適な建物を計画します。風が通り抜ける道、日が差し込む場所、見晴らしの良い位置、アプローチを考慮した配置など、敷地の特徴を最大限に活かす計画を行います。
3.住まいのリノベーションプランニング
⚪︎ リノベーションには既存建物の詳細な調査が不可欠です。
中古住宅は現状調査を行わずにはプランニングができません。頭の中でのイメージ作成は可能ですが、それは住まいのパズル解決に過ぎず、現実に適用するとは限りません。また、リノベーション計画を立てる際には、耐震補強を同時に検討することが重要で、壁の補強計画を含めることも必要です。
⚪︎ 既存建物の構造を深く理解することがリノベーションの基本です。
間取り変更は、ただの柱や壁の撤去作業ではありません。それは土台や梁に影響を及ぼし、基礎にも影響を与える可能性があります。
間仕切り変更は基礎に影響を与えるため、新たな基礎設置が必要となる場合があります。安易な間取り変更は、建物の強度や耐震性を低下させるリスクがあります。
4. プレゼンテーション
▶︎現況図の提出: 作成した現況図を提出します。
▶︎調査結果報告: 中古住宅の場合は調査結果を報告し、可能な解決策を提示します。
▶︎プランニングの提案: 作成したプランを提案します。(原則1案)
その後、
▶︎プラン変更: 当初提出プランから、最大2回まで(当初のプランと合わせて計3回)のプラン変更を行います。
▶︎最終プランは3Dレンダリングで提出: 最終案はイメージが分かるように3Dパースを作成します。 3Dは、主になる空間(リビングやLDK等)のみの構成になります。(3Dパース作成後の変更は、別途対応になります)
⚪︎ プランニング作成費用:
1)【新築】プランニング・・・・・286,,000円
2)【リノベーション】プランニング(既存住宅現況調査付き)・・・・・385,000円
※既存建物の床面積が、165㎡を超える場合は、別途見積もりをいたします。
5.プランニング作成のその後
⚪︎プランニング段階での終了も、設計契約への進行も、どちらも選択可能です。
当社で作成したプランニングは他の施工会社に、持ち込むことが可能です。
また、当社での設計監理も承っております。
どちらの選択も可能ですので、ご希望に合わせてお選びください。
プレゼン提案プランと現況図例

古民家のリノベーション計画 上部プラン図/下部現況図
3Dレンダリングパース例