創業30年 奈良の住宅設計事務所 建築家と心地よい住まい創り
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材料・素材

貴方の住まいに使う素材として奈の町がセレクトする材料は、基本的にすべてが自然素材です。
住いの構造や、内部空間に使う素材だけでなく、これらに塗装する塗料についても基本的に自然素材を選んでいます。
これから奈の町でセレクトしております素材をご紹介いたします。

 

 

たとえば木材
木造の構造材には地元吉野産の杉・ヒノキを使うのが基本です。
そして内部の仕上げ材も杉やヒノキを主として、針葉樹や広葉樹を用途に応じて使います。

完成すると壁や天井の中に入って見えなくなってしまう構造材は、意外とコストダウンの為でホワイトウッドやスプルースの集成材等が使われるようですが、壁の中に入ってしまうからこそ素材をしっかりと選んで使う事で耐久性を上げることが出来るのです。
本来、構造材として一番適している素材は、地元の気候で育った気を遣う事。 異なる気候で育った材は気候の変化で反りや変形を起すもの。奈良で建値なら吉野材しかないと考えるのです。

最近はよく地元の工務店さんでも無垢のヒノキや杉を使ってます! なんて書かれていますよね。それはすごくイイ事だと思います。
私が奈良材を使い始めた2003年頃は、吉野に住んでいる方の住まいを設計しても地元の材料を使う事がないというほど、それはとっても珍しいことでした。

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この先も、香り良く、強度の強く、美しい奈良の材料を使いたいと思います。

材料の使用場所を以下に明記します。

材料の使用場所(全て無垢材)
ヒノキ 土台・柱・大引き・根太・間柱・垂木・枠周り・床・巾木・各見切・敷居・鴨居・
木製建具・障子・壁コーナー等
梁・束・母屋・棟木・化粧垂木・化粧天井・床・腰板・製作棚・押入棚等

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構造材には、乾燥材を使います。
機械にて乾燥された乾燥材をKD材と呼びますが、十分乾燥していない材料は材料から水分が
抜けて行く度に細胞が収縮するために反りや曲がりが発生することで構造や造作に影響を与えて
しまいます。 機械乾燥に頼らない方法として、自然乾燥があります。
自然乾燥とは、製材された材料を天日で干しておくことで時間をかけて乾燥させる方法です。
含水率は20%を切るのは難しいのですが、粘り気の持つ良材なので、私は十分乾燥された自然乾燥材を
使うようにしています。

私の設計する家はとにかくヒノキが多いです。
好き、と言う事もありますが、住まいを構成する構造材や造作材のほとんどの場所にヒノキを使います。

ちなみに、ヒノキの分布域は、北は北海道から南は台湾までですが、日本に隣接する朝鮮半島には生息しない特殊な樹です。
ヒノキは美しさと香り・艶だけでなく、強度・耐朽性・耐水性・耐久性・防蟻・加工性に優れており、かつ狂いも少ないという最高の素材。 神社や仏閣で使われていることがそれを証明しています。日本の古い文献である古事記にも「ヒノキで宮を造る事」と記されているほど。
年月が経って時間とともに味わいある色の出たヒノキは本当に美しいのです。
※奈の町は奈良県の県産材を使う 「奈良の木」事業者に登録されています。

木の話が多くなってしまいましたが、その他では紙クロスや和紙なども積極的に使っています。
クロス系は出来るだけ(水回りなど使う用途でビニル系も使います)環境紙クロスを使うようにしています。
また、土佐和紙や越前和紙などのクロスもお勧めしています。
 障子は基本的にヒノキで造るのですが、これに使われる和紙についても皆さんご存知ないと思います。
実は市販されている和紙などは、その殆どが破れにくさからかレーヨンやポリエステルなどの化学繊維が
含まれています。  私がセレクトする障子和紙は木材繊維としてのパルプと楮(こうぞ)のみで構成されている
ものや、楮100%の障子紙をお勧めします。
ただ、小さな子供さんのいる家庭では、ビニール樹脂でサンドイッチされたものを選ぶこともあります。

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 塗り壁材について。
私の父親は左官であったこともあって、塗り壁には特別な想いがあります。
コテ波や凹凸感が何とも言えない風合いがあって奈の町の家にとても合う素材だと思います。
ですから奈の町の事務所は、壁と天井のすべてをシックイで仕上げています。
一度その質感を感じて頂ければ、良さが分かって頂けることでしょう。
シックイ(漆喰)や珪藻土・土壁は、室内の湿気を調湿してくれる効果を持つのも良いのです。

 

土間床について
皆さんは、京都の修学院離宮をご存知ですか?
ここは明暦2年から御水尾上皇が比叡山麓に造営した広大な山荘です。
この浴龍池のほとりにある隣雲亭の土間に、一二三石と言う仕上げがあります。
土間床に赤と黒の石を転々と埋めたものです。

とっても美しいと思いました。

 

制作当時は土で出来ていたのですが、沢山の人が歩くことで摩耗が激しいらしく、
現在はセメントを混ぜて塗られているようです。
私はこれを再現するつもりで、このような仕上げの土間床を良く使います。
やはり土の仕上げは暖かさが感じられます。
どこか私の父の田舎にある家の土間もこんな感じでした。

是非、あなたの床にも使って見てください。

室内外に使用する塗料も私はこだわっています。

例えば建物の土台と地盤面から1Mの範囲に塗る防腐・防蟻材。
私は建物に使う塗料で人に害するものは使わず、全く自然の塗料である
柿渋と弁柄を混ぜて塗布します。
10年防蟻保証するような薬を注入した土台を使って住まい手に影響がないと
誰が言えるでしょう。

室内に使用する塗料もすべて自然塗料です。
最も使用している塗料は、OSMO(オスモ)でしょうか。
ドイツの安全基準をクリアした食品と同レベルの安全性を持つものです。
たとえば、完成したばかりの家に入った際、塗料の異臭を感じたことはありませんか?
奈の町の家で、完成引き渡し前の完成見学会でも、ほとんど塗料の匂いはしません。

 

また、ヒノキや杉のフローリングには米ぬかからとった塗料を使います。
昔からおばあちゃんが米糠袋で柱や床を磨いていたなんて話を聞いたことがありますか?
やはり時代が経っても良いものは何時になっても良いのでしょう。
私もそう思い、これを床に使っています。

もう一つ。
外部周りの塗料の選び方について。
私は建物の外部や外構に木を使った仕上げが多くあります。
例えば建物ですとヒノキや杉板の外壁や破風板、軒天の板やヒノキの面格子、木製の建具など
がありますね。
建物本体は一般の住まい手さんにはメンテナンスが難しいと感じるので、オスモの外部用を使い、
外構の板塀などは素人の住まい手さんでも安心して塗り替えや補修のしやすいキシラデコールと
いう塗料を選んでいます。 この塗料は木材に対して浸透性があるので木が呼吸できる特徴を持つ
事と、耐候性が高い事で、この塗料なら一般的なホームセンターにも売っています。

最後はクロスについてです。
内装の壁・天井仕上で私のお勧めは、木材を張るかシックイ・珪藻土等の塗り壁です。

と言いましても、建築には予算がありますよね。
ですのでどの部屋も塗り壁と言う訳には行きません。 クロスと言う素材もまた必要なのです。
その場合は、越前や土佐和紙の和紙クロスか、クロスメーカーの環境壁紙を選びます。
環境壁紙とは、人にやさしい壁紙として健康に配慮した素材で作られたもので、具体的には、
天然資源であるケナフや楮、紙などを使用した壁紙を使います。 珪藻土をコーティングした
クロスなども良く使います。
また、キッチン周りを含む水周りには、機能性壁紙を使います。
防火、汚れ防止に防かびなど必要な機能性を持たせたクロスも生活には必要です。
私は基本的にビールクロスは使う事はお勧めしません。

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