創業30年 奈良の住宅設計事務所 建築家と心地よい住まい創り
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設計事例

奈の町事務所

新築

奈の町の新事務所

2014年12月、橿原市土橋町から北葛城郡広陵町に、奈の町事務所が移転しました。
建物の内部は住宅の様にキッチンやリビングなどを実際に見て頂けるように造っています。

奈の町の家を見学されたい方は事前にご連絡ください。
こだわりの珈琲をご用意してお待ちしています。

そうそう、奈の町の大きな看板はありません(笑)ので、
下の建物を目印に来てくださいね。

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内部の様子です

 

 

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住まい手さんとの打ち合わせは、奥の部屋で行います。
一般公開していないので、気になる方は直接お越しください。

 

メダカ達も玄関でお出迎えしてくれますよ。
ご家族皆さんで来てください。

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浅野勝義/奈の町

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今回、奈の町の事務所を建てるにあたり、土地探し、土地の購入
を経て建物が完成するまでが、
住まい手さんの家づくりの参考に
なれば良いのではと考えて、実際に私達夫婦が体験したことを
踏まえてご紹介
したいと思います。
勿論、住まい手さんと一緒に土地購入の合手伝いをさせて頂いた
経験も踏まえて煤せて頂きます。
特に土地の購入時や杭工事の辺りが面白いのではないでしょうか。

 

始めに土地探しです。

土地を探して事務所(皆さんは自宅)を建てようと考えた原因は、
以前の橿原にありました事務所。
お隣からの出火や、駐車場の問題、家賃のことなどで、
12年以上、土橋町にいて愛着はありますが、自分たちの事務所を
建てようと思い、かなり以前から土地を探し始めていました。

私たち夫婦はいつの間にか大の奈良好きで、当初事務所を持つなら
明日香村が良いのではと思い、実際に探していた時期があります。

話が纏まれば購入と言うところまできたこともありましたが、
結局、明日香には御縁はありませんでした。

藤原京の土地や、今井町の中でも本気で探したこともありました。
今井町の物件もかなり詰めたところまで行きましたが、結局のところ
ご縁がなく、購入に至りませんでした。

ある日、ちょっとした理由で自宅から会社への通勤途中に、車から
土地の売り看板が目に留まりました。
突然の事でしたので、スッと通り抜けたのですが、Uターンして再度
土地と看板を確認してみました。

 

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当時、現地はプレファブと鉄骨のフレームが建っており、道路側が畑に
なっていました。
敷地は16mの道路に面しており(仕事場なので広い道路に面するのが第一条件)、
広さもそう大きくなさそう。(狭い方がお安いですから)

その後、時間は10時頃でしょうか、販売代理の不動産業者が始業する頃を
見計らい電話を掛けたのがこの事務所を建てる始まりだったのです。

業者に電話を入れたところ、物件の押さえはまだ入っておらず価格は850万
との事。 広さは40坪をわずかに切る広さだと聞きました。

「それなら買える。」 と。

まず、私がしている仕事、敷地の調査をすぐに始めました。
上下水道の有無、用途地域、その他法令の一式を終え、その日には購入を
夫婦で決めました。

翌日は水曜で不動産会社はお休み、翌木曜日に朝から直接事務所へ行き、
物件購入について価格の交渉について話に行きました。
私は坪20万で800万、(嫁はそのままでも買うつもり)
可能なら上物は撤去してほしいのが希望と伝えました。

そこで聞いたのですが、この物件はつい先日(実際は出てすぐ、レインズで
契約まで1週間かかっていません)出たところだったそうで、価格の交渉は
難しいとの回答。

とりあえず買い付け証明を書き、売主へ話を持ち込んでもらいました。

結果は2日ほどありましたでしょうか。
その間、何度も現地へ見に行きましたが、人と車の通りが多いので、
現地の看板を見て車を止め、見ている人もいました。

結果は800万で了解。
すぐに契約を交わしました。
そこであっけなく私たちの土地探しの旅は終わりました

こうやって見ると、土地と巡り会って契約するまで、わずか1週間も
掛かっていないと思います。
また、調べるのが私で、可否の判断がすぐに出来ますからスピードは
最速ですよね。

何が良かったのか? をお教えします。
これは不動産購入の鉄則だと思います。

『決めるために、どれだけ早い判断が出来るか。』

不安があれば、その不安をどれだけ短い時間で取り除き、購入の
決断することが出来るかに掛かっています。

その為には貴方の為の専門家が必要です。(今回は私自身でした)
もちろん専門家は失敗しないための保険です。
だって、あなたは不動産に関しては素人なのですから。

早い判断が出来ないと、早い判断の出来る人に持って行かれます。
貴方が見て良い物件ならば、他の人が見ても良いと思うのは当然です。
もし、一足遅かった経験のある方は、判断が遅かったと言う事ですよね。

物件を急いで買わないといけない理由はありません。
急かせるのは間違っていると思います。
早い判断が出来ると言う事は、急ぐと言う事とは違います。
貴方にとって必要かどうかの判断を早く出すと言う事。
そしてGOと判断したら最速で行動を起こすことなのです。

 

上屋の建物は、現地の前にリサイクルショップがあって、ここが
建物や鉄骨のフレームごと引き取ってくれると、売主さんが交渉
してくれたようで、基礎以外建物の無い更地になりました。

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上物がすべてなくなり、更地になった現地。

 

さあ、これからが私の建築家としての本業です。

設計事務所ですが、住まい手さんに奈の町の家を見てもらえるように
住まいの様につくる事。
将来、少しの改装でここに住むことも可能にすること。
嫁さんのショップを併設する事。

この要望内容を基に計画を起こし、決まった建物がこれです。

 

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設計と並行して地盤調査を行います。

軟弱地盤であった場合など、不動沈下を起すわけにはいきません。

 

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調査のロッド先には、矢じりのような先端がついています。
これに始めは荷重をかけ、次に回転をかけて地面の抵抗を見ます。

 

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何点か障害物にあたり、調査がでは無いポイントありましたが、
その時は理由がよく分かっていませんでした。

その理由は後でしっかりと分かるのですが・・・

設計図を完成し、工務店さんに見積もりをお願いしました。
今回はいつも無理をお願いしているので、価格の交渉は無しで
工事契約を交わしました。

 

さて、工事が始まります。

地鎮祭を執り行い、工事に着手となりました。

 

始めの工事は地盤改良です。
柱状改良工事、平たく言えば改良杭の工事です。

地盤調査の結果は、表層1Mまでは盛り土、4M程まで軟弱で
そこから地耐力のある地層がありますので、4Mまでの杭に
なった訳です。

杭工事が始まりました。

 

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クローラーと呼ばれる重機が入り、地面を掘りつつ杭を打設します。

所が杭を掘削するヘッドがぐらぐするのです。

 

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原因が分かりました。
地面の中にある障害物です。

早速ユンボで掘り起こすと・・・出るわ出るわ‼
地面に埋まっていたブロック塀のガラがわんさと出てきます。

 

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まだまだ出てきます。

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杭工事は一時ストップ。
ガラを搬出してからとなりました。

その後は片端から掘り起こし、ガラをトラックへ積み、搬出。
・・・結局ガラは多く搬出のトラックもかなり必要でした。

結局、地盤面から1M程まで大量に埋まっていることが分かりました。

杭工事は翌日に入って頂いて、工事は無事完了。
ありがとうございました。

 

今回、分かったことをお話しします。

地盤の中に何が埋まっているのかは、正直分かりません。
今回は以前あったブロック塀のごみでしたが、石の場合やごみと言う
ケースもありました。
要はこういうことがあるという事です

逆に言いますと、杭工事をしていなければ、建て替えた建物は
ガラやごみの上に建ってしまうと言う事もあり得ます。

宅建業法上は、購入後3か月以内に埋設物等が見つかった場合、
瑕疵責任として売主負担で処分するとありますが、現実には買って
3か月以内に掘削を始めることは無理でしょう。
設計をしている間がありませんもの。

この辺り、皆さん購入する立場ですので覚悟をしておいてください。
私はガラを撤去できたことで安心して住むことが出来ると考えました。

 

地盤改良が終わると、建築工事の基礎に掛かります。

 

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配筋の細部をご紹介します。

まず鉄筋のかぶり

 

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かぶりとは、、黄色い型枠から鉄筋までの寸法を言います。
これは6cm確保しているのが分かりますでしょうか。
必ず一番不利な部分の寸法を指します。

奈の町の基礎で、立ち上がり部分の幅は170mm以上あるので
フックを含めてもしっかりかぶりは採れますが、120mmの
基礎幅ではとても難しいと思います。

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コーナー部分です。

スッキリ鉄筋が組まれていますね。
端部にあるホールダウンも見えますね。
鉄筋量及びホールダウンなど、構造計算をして算出しています。

 

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ベース鉄筋の側面の様子。

端部が深く掘られており、その形に合わせて鉄筋が組まれているのが
分かりますでしょうか。

立ち上がり部に見えるグレーのゴムは止水板と言いまして、ちょうど
この中心辺りがベースと立ち上がり部の打継部にあたります。

上手くペースト立ち上がりが繋がれていないとここから水がしみ込む
事になるために、事前に止水を目的に入れておくものです。
ここは玄関前の土間になるところですので、どうしても水が入り易い
場所なのです。

 

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立ち上がり部を正面から見たところです。
真ん中にホールダウンが見えますでしょうか。
いつも書いていますが、ホールダウン金物の端部をベース筋に
引っ掛けるのが鉄則です。

この後、ベースのコンクリートが打設されました。

 

後日、立ち上がり部の検査があります。

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ベースにコンクリートを打設した後(型枠は外してはいけません)、
内部側に立ち上がり部分の型枠をつくります。

室内側に水色のボードが見えますが、これは基礎断熱用の断熱材を
コンクリートを打設する際に同時にはめ込んでいるのです。

 

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立ち上がり部分も、ちゃんとかぶりを再度確認します。

ベースの際に確認したではないかと思われますが、実は
コンクリートを打設すると、浮力により鉄筋が動きます。
それが無いかを確認するのです。

写真は、外部側から確保できているかのアングルです。
向こうの端まで寸法が取れているのが分かりますね。

検査合格後、再度コンクリートの打設になります。

 

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柱、これから墨付けてホゾを刻みます。

 

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刻み中。この大工さん、私の指名です。

 

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梁材の杉です。 すべて自然乾燥のもの。

 

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土台ですね。既に刻み終えています。

 

この期間に私は吉野に向かい、構造材の墨付けと刻みの様子を見に
伺いました。

今回もいつものことながら大工さんの手刻みです。

いつも見ていて思うのですが、大工さん、カッコ宜しいな。

とっても複雑な加工を不通にお願いして、普通に加工してくれる今の
環境を、とっても感謝している今日この頃です。

 

基礎の型枠が取れ、全体像が見えてきました。

 

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もう少し上が見てみましょう。

 

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この次は土台敷、そして建て方に工事は進みます。

 

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建て方が始まりました。

土台が茶色くなっていますね。
奈の町では、防腐と防蟻に対しては柿渋と弁柄を混ぜたものを塗って
います。 薬品は使いません。
勿論、構造材に防腐剤を圧入するなんてことは絶対ありません。

 

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1階部分が立ち上がりました。

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2階の床張り。
梁の継手で、台持ち継ぎ。

梁の仕口には羽子板ボルトが取り付けられ、指定の柱にはホールダウン金物
も取り付けられています。

2階の床は厚板(厚28mm )の合板を4周とも固定することで、水平構面が
確保でき、建物が強くなります。

 

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継手加工の追っ掛け大栓継ぎ。(私はとっても使うのが多いです)
加工が難しく、現在のプレカット機械加工では出来ません。

継手は無いのが一番良いのですが、材料の摂りとしては4mが断然多く、
それより長材は価格が急に上がります。1本の長材が使えないのなら
短いものをつなぐしかない訳で、繋ぐにはちょこんと架けたような加工は
強度は出ません。 結局、昔からあって強度が取れるこういった複雑な
加工に行き着くのです。

プレカットばかりですなんていう工務店は、お願い出来ないです。。

 

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全体が立ち上がりました。
奈の町は横から見るとこんな形なんです。(模型で分かってますけど)

これから屋根仕舞に取り掛かります。

屋根は、構造用合板厚24の上にヒノキの垂木60×90を流し(この間に高性能断熱材をはめ込み、
隙間を通気層とする)、その上に更に野地板、防水用のルーフィング、屋根材(ガルバリウム)を
葺いて納めます。

屋根を葺いた様子です。

 

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中央部に白いラインが見えますね。

これは通気層の上に貼られたローフィングです。
通気層で温まった空気がこれで蓋をされている訳で、これから棟のカバーを
取り付ける前にカッターでスリットを開けます。

ルーフィングを切り抜くと、そこから暖かい空気が吹き出します。
これが壁や屋根の中で暖められた空気になります。

板金で立上がりをとり、通気用の笠木を取り付ければ屋根は完了します。
今回の屋根に使った横葺材は、ガルバリウム鋼板に断熱材が着いた一体の
物を使用していますので、屋根材と屋根の断熱材と通気層で3重の断熱効果
を持っているといえるでしょぅか。

横葺を下から見ると、結構深いラインが目に留まります。

 

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屋根仕舞が終わると、外部面の面材張りと筋交い、金物を取り付けるようになります。

屋根を先にする理由は、雨による濡れ心配があります。
それに、何より材料が濡れることは百害あって一利なしですから。

現在は少し工法が変わりましたが、外壁に構造用合板を貼りますと、構造耐力が一気に
上がり、平面の形によっては筋交いが無くなる事もあるのです。
理由は、筋交い1方片掛45×90で壁量の2倍長さの耐力が取れますが、合板だと2.5倍の
耐力が取れてしまいます。
簡単に言うと、外部面の柱間にすべて筋交いを付けても、合板張りの方が強いと言う訳。

 

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こうしてみると、左右面は壁が沢山で、奥が窓があるために少なそうに
見えますよね。
ですのでこの弱い部分に筋交いを入れて補強するのです。

 

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この壁、2スパンはタスキ掛けの筋交いが2カ所入っていますね。
がっちりしていて強そうでしょ。

両端部は壁の4倍と合板の2.5倍で、6.5倍の力がかかっていることになります。
そりゃあ、大きな金物のホールダウンが必要になりますよね。

ちなみに奈の町の筋交いは、45×120サイズのヒノキを使います。

 

軒先へ移りましょう。

 

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玄関前の屋根庇です。

庇でも屋根でも、敷地に余裕があれば深い庇を出します。
1.2mから1.4m位出すでしょうか。

うちの事務所は、1.2mだったと思います。
軒先が低くて深いと、大抵の雨は掛かりません。

庇裏に魚の骨の様に並んでいるのが垂木と言います。
背の高い垂木を使って庇を深く飛ばします。(垂木もヒノキです)

軒先は、屋根の下を通る通気の為のスリットを取り付けます。
軒先に1本のラインで見えているのが通気スリットです。
ちなみに軒裏は、ピーラーという美しい木目の板材を貼ります。

 

内部に電気配線を引き込み終わると、断熱工事になります。

まず、電気配線を終え、

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断熱工事に掛かります。
断熱はいつもの通り、セルロースファイバーを充填します。

 

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トイレの壁にも、しっかりと断熱材を充填しています。
音漏れ対策の為です。

全ての箇所に重点完了です。

 

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次は内部造作が始まります。

と同時に外部の下地にも取り掛かります。

 

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外部面に透湿防水シートをきちんと張り重ねて、隙間をテープで止めます。
開口部や換気口廻りも、ブチルテープで隙間の無いようにぴっちりと張ります。

その後、胴縁を通して壁の通気層を確保してから外部下地のバラ板を貼ります。

 

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ラス(防水紙)を貼り、立骨とワイヤラスを取り付けてから下地のモルタルをこすります。
今書いただけでも沢山の工程がありますね。

奈の町の家は色モルタル仕上げが多くあります。
私は土の風合いがとても好きで、小さいころから馴染みがあります。

このモルタルの外壁は、以前まで多く使われましたが木台も多くありました。
下地の動きや建物のひずみなどで、外壁に力がかかるとクラックが入ります。
工期を短縮するために下地もモルタルをしっかり乾燥させずに上塗りを重ねると、
下地から仕上げ材共にクラックが入ります。

昔は通気層や耐力面材などという建材も概念もありませんでしたので、外壁に
クラックが入るとそこから水が浸入してきて、建物を腐らせてしまうという
問題があったのです。
今も古い建物でモルタルの外壁のものは内部がやられているものが多いと思います。

現在はね壁は内部の軸組で完結しており、その外側に防水シートがあります。
更に上につくった外壁が、もし、クラックが入ったとしても侵入してくる水は
防水シートによって建物内部へ入る事はありません。 また、構造材を乾燥材に
することで建物のひずみも抑えられています。

安心してモルタルの風合いを愉しんで頂きたいと思っています。

 

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ラスを貼り、立骨とワイヤラスを貼ったところ。

 

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モルタル下塗りを塗ったところ。

この後、仕上げを塗って、掻き落とします。
このまま完成まで進みますよ。

 

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この仕上がりの風合い、
是非見てください。 美しいですよ。

 

 

中の造作へ移ります。

床のフローリングが張られます。
これは玄関のチークですね。

 

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奥の部屋のヒノキもあります。

 

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ホントに綺麗ですねー。

ああ、美しい。

 

2階の内部造作です。
壁の下地と書棚の制作ですね。

この写真は右手がボード仕上、左手が書棚と同時に組み込むのでしょう。

 

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階段の段板も取り付け始めました。

 

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段板が取り付けられてゆきます。

 

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段板が出来て、養生が済んでいます。

 

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こり頃になると、私たちは植樹の樹を探しに出かけました。

場所は甘樫丘、丘を少し登った辺りに畑があります。

 

今回はソヨゴを探して出かけました。

 

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山の畑で気に入ったものを見つけました。

 

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メインツリーはこれで確定です。

 

事務所ではキッチンが造られています。

 

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吊戸や食器収納など、家具作りも奈の町の特徴です。

一般の工務店さんでは、ここらあたりで既製品を入れて完成ですが、
うちはこれからが大変ですから。

 

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引手部分もすべて制作です。
オリジナルパーツが多いのも、大工さん泣かせでしょうか。

これを美しく制作できる工務店は、ほぼいないといってもいいと思います。
そもそも大工さんはそんな細かい細工は難しく、家具職人の範囲だと思って
いるでしょう。

でも大工さんはつくってくれます。
これも

 

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奈の町のオリジナルドア引手

これも。

 

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みんな、「こんなのつくってー」で、
出来たものばかりですョ。

 

キッチンの他にベンチも作ってくれています。

 

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食器収納も出来つつあります。

 

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最後は嫁さんのお店のカウンター。

 

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最後は、左官屋さんの漆喰塗り、クロス貼、そして洗いで完成しました。

ホントにご苦労様でした

 

2017年7月

浅野勝義/奈の町

 

 

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