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設計事例

ガレージのあるほっこりした家

新築

サブタイトル
愛車と家族をやさしく包む住まい

広陵町 K邸  2008年2月完成

 

nanomachi.co.ltd

 

こんな家が欲しい

〇 自然素材の和風の家
〇 冬暖かく夏涼しい家
〇 リビングにつながる縁側
〇 たくさんの洗濯物を干したい
〇 クルマをさわるガレージがほしい

 

現地の様子と設計コンセプト

現地は広陵町にある分譲宅地のうちの1区画です。
まだ、他にはほとんど建物が建っていない所での建築になります。

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設計のコンセプトは、

1. メンテナンスできる屋根つきガレージを別棟として計画
2. 南側全面を使った広い洗濯物干しバルコニー
3. 子供達の成長に合わせて間取りを変えられる子供達スペース
4. 家族みんなが集まれる広さと明るさを持つリビングスペース
5. テレビが主役とならないリビングラック
6. 居心地良くていつまでも長居してしまうダイニング
7. 高気密高断熱住宅
8. 外観は長く愛される和風デザイン
で、計画を進めて行きます。

住まい手さんとは、2006年12月初めてお会いしました。
家づくりにすっかりハマッてしまったご夫婦と3人のかわいい
子供さん達との 楽しい家づくりが完成しました!

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クラフト模型

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私の書いているブログに、現場の様子をお伝えしています。
こちらです。

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それでは完成した建物をご紹介します

外観

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ご主人は大の車好き。

自分で徹底的にメンテナンスがしたくて、メンテナンスをする
場所が欲しいのが家づくりの動機だとお聞きした記憶があります。

それならメンテできて、ご主人が一人になるスペースも作っちゃお!
ということで、ガレージの2階にそのスペースをつくりました。

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側面に階段がみえますね。

取り外しできるような階段で登ると、ロフトがあります。
ここで、誰にも邪魔されずに一人で車に浸ることが出来る
のです。

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そのロフトに明かりと風を取り入れる場所。
この丸太にロープを掛けて、重いものは上に運びます。

注意点があります。
このガレージの空間は、高気密高断熱住宅の外にあります。
雨は凌げますが暑さ寒さに大変弱く出来ていますので、作業は
季節を考えて使ってくださいと申しました。

 

外観裏面

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昼間の様子。

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1階のリビング前にあるデッキ、これも大変気持ち良い空間です。

では、正面に戻ります。

 

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黒と白の和モダンな住宅です。
どこか古民家的な要素がありそうですが、モダンなテイストを持った
デザインとしました。

玄関は、駐車場横のアブローチから一度中へ折れて入ります。
道路から直接玄関は見えない工夫です。

 

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玄関前です。

玄関ドアにアクセントを入れてみました。
お月さまのイメージで造っています。

玄関ドアのけり板は真ちゅうを貼りました。
出来たばかりはピカピカですが、少しすればくすんできて
いい雰囲気になってくると思います。

玄関横にポストをつくりました。
外に出ないで郵便物を取れるのは、真夏と冬は重宝します。

 

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玄関の中から外を見た様子。

スッキリしていていいと思います。

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玄関ホールです。

下駄箱収納は、すべて制作です。
勿論、この中にポストのスペースもあります。

上部にトップライトを取りましたので、玄関の中がとっても
明るくなっています。

そうそう、ここからがガレージへの出入り口を取りました。
ここにも玄関同様に、断熱ドアをいれました。

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室内への片引き框ドアを開けると、リビングになります。

 

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夜の写真ですので雰囲気がありますね。

昼のイメージは、

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大きな開口を持ち、とっても明るいゆったりリビングの家です。
この家の特徴は、正面に見える家具でしょうか。

上部は明り取り、中断は扉付きのTVと収納、下段は蓄熱暖房機と
収納スペースと結構作り込んでいます。
特にテレビは普段つけないで暮らしたいというご希望ですので
扉があるのです。(珍しいですよね)
見るときは、両サイドへ開くのです。

ちなみにテレビを収納できるスペースは下の蓄熱が1.5mあります
ので、60インチ以上でも十分可能でしょう。

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階段です。

1段目めで段下に収納をつくり、手すりを下まで伸ばしている
デザインは私のこだわりでした。

小さな3つの窓は、ガレージへののぞき窓です。
お父さんの様子を確認する小窓です。(笑)

 

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吹き抜け天井部分の奥に、ダイニングスペースが見えます。
また、正面に開いている窓がキッチンへと繋がっています。

子供たちがリビングで遊んでいても、キッチンから確認できる
様につくられています。

ダイニングに行く前に洗面の方へ行きましょう。

 

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大きな収納パントリー。

建具3枚分の大型収納です。
家庭内の出しておく必要のないものは、すべてここに収納します。

奥の扉が洗面所です。

 

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洗面台の上に乗っているボウルは、住まい手さんから希望のありました
備前焼です。

作家さんにお願いしてサイズに合わせて制作して頂きました。

 

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真面目に遊んだスペースがこのダイニングスペースです。

天板はケヤキの1枚板を2枚ハギ合わせています。
長さは1800以上だったと思います。

まあ材料よりも、飲み屋さんの雰囲気ですよね。
これ、いい感じと思いませんか?

座面は奥行き広めの畳敷にこだわりました。
理由は、後ろを通れるので子供達が3人並んでも大丈夫。
もう一つは、飲んでいてそのまま寝てしまっても構わない
広さを確保するため。

外で飲まないで、家飲みでそのまま朝まで行っちゃってもOK!
それがこの家のダイニングのコンセプトです。

『ご存知でした? 貴方。 ここ、居心地良いらしいですよ!』

 

隣接する台所はこんなところです。

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出入り口には、お店の暖簾を掛けます(笑)

厨房(台所)は機能性を高く作っていて、シンクで造ったものを
後ろの調理台で盛り付け、そのまま出す。
という、一連の作業がスッスとできるキッチンです。

収納も見ての通りたっぷりとっています。

後方には、勝手口があって、そのまま外部へゴミ出し、ってのも
可能です。

左手の開口部からリビングが見えますね。

 

さて、1階の次に2階へ上がりましょう。
リビングボード横の階段を上がります。

 

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2階に上がりますと、広い空間に出ます。

ここは3人の子供部屋です。

 

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吹き抜け部分はこうなっています。

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実はこの2階、子供さんがまだ小さくて個室の要らない時期で
したので、オープンで使い、将来上のお兄ちゃんが個室を
必要とする時に、吹き抜けに床を貼って3室へと分け、その後
子供たちが独立した際に、また床を吹き抜けに戻して暮らす。

そんな目的で造っています。

現に昨年でしたか、二階を3室に改装いたしました。
新築してから8年目ということですか。
あの小さかったお兄ちゃんも、中高生ですからね。
早いものですね。

 

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先程の廊下の突当りは和室になっています。

奥にはクローゼットがあります。
これも、色々入る様に間仕切りを組んだ記憶が・・・

最後に奥さんの御希望でもありました、広く大きなバルコニー。
それをご紹介して終わります。

 

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屋根のある、広い(建物の横幅すべてバルコニー)空間。
物干しパイプが掛けられる腕木も見えるでしょうか。

布団もいっぱい干せます。

 

2017年7月

浅野勝義/奈の町

 

 

 

 

 

 

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