暮らし易さが形になる家
生駒郡 A邸 2011年8月完成
こんな家が欲しい
〇 家事動線に優れていること建具を吊戸にするなどして
〇 段差をなくし、掃除がしやすいこと
〇 子供たちと一緒に料理ができること
〇 1階で洗濯・干す・片付けるを済ませられること
〇 収納が充実していること
〇 ブラックチェリーのフローリング
現地の様子と設計コンセプト
現在住んでられるアパートの日当たりも動線も気に入ってられる
とのことなので新しい家は更に良い住環境をつくるべく考えねば
なりません。
現地の条件は、日当たりも眺望も大変よく、南向きのデッキで
ホッコリできる住まいを計画したい。
洗濯物に関してはご主人の役割であるらしく、ハンガーの位置、
干す場所、干し方、外部への流れなど無駄なく組込みたい。
その他は奥さんのご要望をしっかり捉え、快適に家事が行えるとともに
余った時間で子供さんとの時間が取れるよう設計を進めたい。
現地は分譲宅地の1区画。
ここから遠くの景色が見え、気持ち好い風が南北に抜ける
現場の様子を私、浅野のブログで紹介しています。
こちら です。
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では、完成の様子をご紹介します。
深い庇の下に玄関を設けました。
玄関の奥は深い屋根を使って駐輪場にしています。
玄関ドア周りです。
例によって、ポストが壁に埋め込まれていますね。(笑)
玄関を開けて中へ入りましょう。
玄関です。
左手は必要な分が入れられている下駄箱。
右手奥は、ポストと、傘などの収納です。
右手前にも収納扉がありますね。
さて? なんだったっけ。
リビングに入ります。
上部は吹き抜けで、横の大開口から最高は入りますが、
更に上部からも明るい光が入ります。
キッチンが見えます。
カウンターキッチンですが、手元は見えないように立ち上がりを
大きく取る事で、シンク周りが見えずにスッキリしています。
リビング側です。
奥には広いリビングがあります。
家族みんなでゴロゴロできますー!
大開口は、いつもの木製建具が入っていて、その外には南向きの
広いデッキがあります。
深い屋根があるデッキですので、外を縁側代わりに使う事も出来、
夏にはスイカの種飛ばしも、プールだって出来ちゃいますー!
どうだ!!
リビングの横には、1段床の上がった和室があります。
客間でも、昼寝でも、なんでも使える空間です。
キッチンへと周ってきました。
シンク等はクリナップを採用しました。
食器収納はいつもの制作収納です。
この写真の反対側は、「家族の収納」に繋がっています。
「家族の収納」の入口です。
ここは掃除機などを入れて置くスペースです。
掃除機スペースは、引き込み建具が付けられていますので、
扉を閉めるとスッキリ!
扉の下にはスリットがありますのでコンセントを差したまま
扉を閉めて掃除も出来ます。
(ずっと差しっ放しも可能と言う事ですね)
箪笥を含めてすべて収めたウォークイン収納です。
外から帰ってきて家族全員がここで着替えが済ますことが
できる様になっています。
よく見て頂くと、大きな床下収納もありますよ。
バラバラと通路部はすべて扉を外せるのです。
さあ、家事スペースへやってきました。
洗面台ですね。
住まい手さんはこのシンクが大変お気に入りだとお聞きしました
ので、この部品だけ別途購入して現地支給。
制作にて完成させました。
ミラーは制作です。(昨今は鏡の既製品を買う事はありません。
鏡のデザインは私のこだわりになっていると思っています)
洗面台の後ろにある収納。
タオルや下着、室内着などをすべて収納しておくところ。
扉付きは手前に開口します。
奥は洗濯物干しの準備スペースです。
洗濯機から出したものを、ここでハンガーにかけます。
パイプも上に2掛かっていますね。
右手前は引き出しになっていて、小物を収納できる
ようになっています。
下はBOXが収納されていますね。
洗濯物をハンガーに掛けると、奥の勝手口をでて、
デッキのある洗濯物干し場で干すようになっています。
洗濯機から、物干し場は一連の作業が出来るように造りました。
パントリーです。
キッチンの後ろにありますので家庭内での収納はこの扉の
中に収納します。
2階へ上がりましょう。
2階は、寝室と子供室2室、そして物干し用のバルコニー、
屋根裏収納があります。
プライベートな部分ですのであまりご紹介は控えさせて
いただきますね。
吹き抜け
吹き抜け2階部。 廊下を挟んで両サイドに個室を配置して
渡り廊下風に仕上げました。
この写真の両サイドは通り抜けの窓がありますので陽の光でいっぱいです。
さて、たくさんご紹介させて頂きました。
この辺りで終わりたいと思います。
最後にお気に入りのリビング写真をご紹介します。
とってもファミリーしてられるのが大好きな写真です。
とっても優しくて、仲の良いご家族で、設計も愉しく
進めさせていただきました。
浅野勝義/奈の町
2017年7月